退職所得控除額について
今年会社を60歳で定年退職し、会社からの退職金が1600万円あり、勤続37年4カ月(積立期間37年3カ月)であった為、退職所得控除額2060万円以内だったので非課税でした。次に再就職はせずにDC分を3年間運用し3年後に一時金で受け取る予定ですが、
①そのときの退職所得控除額は2060-1600=460万円で合っていますでしょうか?
②もし国民年金任意加入に32カ月加入してその間新たにiDeco積立(DCはiDecoに資産移換せずそのまま運用)をすると、退職所得控除額は70万円×3年=210万円増えて、460万円+210万円=670万円で合っていますでしょうか?
③国民年金任意加入(32カ月)をする場合、国民年金任意加入期間中にDCを受給することはできますか? また同期間中にiDeco積立をするしないで違いがでるのでしょうか?
税理士の回答

田村真希
まず退職所得控除ですが、一度の退職に対して複数回の適用を行うことは想定されておらず、原則的には一度の退職で一度の使用が認められる制度であり、適用時に控除額に満たなかった分を、以後の年で再適用することは想定されてない制度となります。ただし複数個所で勤務されている場合や、役職に応じた退職金により複数回ある場合は、2度の適用があるケースもございます。
①の質問は、3年後の受給分は一時所得に分類されるため、退職所得控除額はございません。
②の質問も同様です。
③の質問は、ご所属される団体で取り扱いは異なると思いますので、ご所属団体に直接お問合せ下さい。
本投稿は、2022年08月22日 18時48分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。