「2023年度の確定申告において相殺仕訳の計上漏れ」につきまして
2023年度からfreee会計を利用していて会計処理の設定は税抜きです。
先日、2割特例を利用した2023年度の消費税をクレジットカードで納付したのですが、仕訳の仕方が分からずfreeeのサポートデスクに問い合わせたところ、以下の回答が来ました。
「2023年度の時点で仮払消費税と仮受消費税の相殺の仕訳を作る必要がございます。また、仮払消費税と仮受消費税の差額を未払消費税等として計上いただきます。
お客様はこの処理を行わずに申告を完了されたかと存じますので、ご状況としては2023年度の確定申告において相殺仕訳の計上漏れであったかと存じます。
本件について込み入った修正が必要になるため、税理士の方等にご相談ください。」
とのことでした。
どのように修正したら良いか、ご教示頂けましたら幸いです。
また2023年度は税抜きの設定でしたが、私のような会計の素人は2024年度から税込み処理に変えた方が、このようなミスは無くなるのでしょうか?そもそも今年度から税込み処理に変えても良いものなのでしょうか?
どうぞよろしくお願い致します。
税理士の回答

提出した決算書の貸借対照表上には仮払消費税と仮受消費税が残ったままということでしょうか。
乾さま
ご返信いただき有難うございます。
確認してみましたところ、申告済みの賃借対照表には仮払消費税と仮受消費税の記載はございませんでした。
freee会計の2023年度の総勘定元帳を見ると、仮払消費税と仮受消費税の記載がございます。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

freeeのサポートデスクが言っているように、決算整理で消費税の精算の仕訳をきる必要があります。
しかし提出した貸借対照表には仮受と仮払の消費税が残っていなくて、総勘定元帳には残っているということは、貸借対照表と総勘定元帳が連動していないのではいかという疑念があります。
期末の試算表と申告書の貸借対照表を比べて何が違うか比較されたほうがいいと思います。
乾さま
ご返信いただき有難うございます。
大変失礼いたしました。
再度申告済みの貸借対照表を確認したところ、売掛金・預り金というかたちで記載がありました。
こちらが仮受と仮払の消費税の部分でしょうか。
であればfreeeとの連動は出来ているようです。
つきましては、先ほどご教示頂きました
「決算整理で消費税の精算の仕訳をきる必要があります。」
こちらの部分につきまして、2023年度の期末処理が出来ていなかった私の場合の、今後の処理方法をご教示頂けないでしょうか?
お忙しいところ、大変お手数おかけいたします。

そうすると所得税の確定申告書の訂正(修正申告又は更正の請求)が必要になります。
一番簡単なのは、令和5年分を税込経理にして、消費税の申告書で計算した消費税の納税額を決算整理で
租税公課 / 未払消費税
で処理するだけで大丈夫です。
その後、貸借対照表と損益計算書を印刷し、提出済の確定申告書をもって税務署に相談に行くことをおすすめいたします。
乾さま
お忙しいところ、ご返信いただき有難うございます。
確定申告書の訂正につきまして、承知いたしました。
この度はとてもご丁寧にご教示頂き有難うございました。

ご参考になりましたら幸いです。
本投稿は、2024年03月28日 16時15分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。