個人事業主のスマホ代について
いつもお世話になっております。
個人事業主として昨年の3月に開業届を出し、事業を始めたのですが、それ以前にプライベートで使っていた携帯をそのまま仕事用にすることにしました。それとは別にプライベート用の携帯を購入しデータを移行しています。
その場合、プライベートから仕事用に変えた携帯(もともと持っていたもの)の本体代金の分割がまだ残っていてそちらの仕訳がよくわかりません。残金部分が残り四万円ほどなのですが、月に2000円ほど携帯料金と一緒に引き落とされています。
そちらは通信費で計上している携帯料金とは別の勘定科目で計上する必要があるのでしょうか?
ご教示頂けると幸いです。
よろしくお願い致します。
税理士の回答

携帯本体代金(分割払い分)は「消耗品費」または「備品」として計上し、月々の支払い分をその科目で仕訳します。一方、通信費はこれまで通り「通信費」として計上してください。携帯料金と本体代金の支払いは、分けて管理するのが望ましいです。
仕訳方法(テキスト形式)
1. 開業日以降の本体代金の残金を事業用として計上する。
2. 支払いの都度、利息部分を「支払利息」、元本部分を「消耗品費」または「備品」として仕訳する。
具体的な例
1. 開業時に未払いの残金部分を事業用資産として計上
2024年3月1日(開業日)時点の未払い残金(40,000円)を記録
借方:備品(または消耗品費) 40,000円
貸方:未払金 40,000円
2. 月々の分割支払い時の仕訳
毎月の支払い(例:2,000円)、うち利息200円、元本1,800円の場合
借方:備品(または消耗品費) 1,800円
借方:支払利息 200円
貸方:普通預金(または未払金) 2,000円
3. 通信費は別で仕訳
通信費部分(例:5,000円)はこれまで通り:
借方:通信費 5,000円
貸方:普通預金 5,000円
補足
- 科目選択について
- 金額が10万円未満なら「消耗品費」で問題ありません。
- 長期間使用するものとして管理したい場合は「備品」として登録し、耐用年数に基づいて減価償却することも可能です。
- 必要に応じて過去の仕訳を修正してください(例:開業前の部分をプライベート分として除外)。
大変わかりやすい説明ありがとうございました。
携帯の本体代についてなのですが、端末等代金分割支払金という項目で2000円弱の支払いが毎月上がってきています。利息や元金といった項目がないのですが、その場合はすべて借方:消耗品費として計上する形になりますでしょうか?
実際の金額は
通信費1770円
端末等代金分割支払金1733円
消費税177円
ユニバーサルサービス代3円
合計3683円という内訳です。
消費税やユニバーサルサービス代もどこに含めたらいいのかわかりません。
長文恐縮ですが、ご確認頂けると幸いです。

下記仕訳はいかがでしょうか。
【借方】
通信費1,947(消費税込)
未払金1,733
支払手数料3
【貸方】
預金3,683
ありがとうございます!
こちらを参考に仕訳させて頂きます。
また機会がありましたらよろしくお願い致します。
本投稿は、2025年01月07日 23時22分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。