車検の費用
合同会社の代表をしております。
親が車を2台所有しているのでその1台を賃借料1カ月15000円払い借りています。この車の車検代を会社の経費にする事はできるのでしょうか
税理士の回答

会社の経費として計上することは可能ですが、適正な契約と証拠が必要です。
車検代を経費にするには、①車の使用目的が業務用であること、②適切な賃貸契約を締結していること、③支払い実績(銀行振込など)があることを証明する必要があります。また、個人利用がある場合は按分計算が必要です。
賃貸借契約書を作成し、業務使用割合を明確にした上で、適正な処理(按分や振込記録の保存)を行えば、経費として認められる可能性が高まります。
回答ありがとうございます。賃借料とは別に車検代を経費にするにはどのようにすればよろしいのでしょうか

車検代✕業務利用割合の金額を経費にできると考えます。
どのような計上の仕方をすればよろしいのでしょうか❓勉強不足で申し訳ありませんが教えていただければ幸いです

会社名義でない車を業務利用している場合、その車検代を経費にできるかどうかは 業務利用割合 によります。具体的には以下のように計算します。
1. 業務利用割合の算出
業務とプライベートの利用時間または走行距離を基準にして割合を決めます。
(A) 走行距離で計算
- 1カ月の総走行距離(例:1,500km)
- そのうち業務で使用した距離(例:900km)
- 業務利用割合 = 業務利用距離 ÷ 総走行距離
→ 900km ÷ 1,500km = 60%
(B) 時間で計算
- 1カ月の総利用時間(例:100時間)
- そのうち業務利用時間(例:70時間)
- 業務利用割合 = 業務利用時間 ÷ 総利用時間
→ 70時間 ÷ 100時間 = 70%
2. 車検代を業務利用割合で按分
例えば、車検代が 80,000円だった場合:
- 走行距離ベースで60%の業務利用割合 → 80,000円 × 60% = 48,000円
- 時間ベースで70%の業務利用割合 → 80,000円 × 70% = 56,000円
この按分した金額を会社の経費として計上できます。
3. 経費計上時の注意点
- 業務利用割合を客観的に示せる記録(走行距離や利用時間のメモ)を残す
- 車検代の領収書を保管し、会社で立て替えたことを示す(親に振込・払戻の証拠を残すと良い)
- 可能であれば、親と会社の間で「賃貸借契約書」を交わし、会社として借りていることを明確にする
このようにすれば、合理的な範囲で経費として認められやすくなります。
とても、細かく説明して頂きありがとうございました。やっと理解する事ができました。わかりやすかったです。
本投稿は、2025年02月03日 16時29分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。