退職給付引当金の計上について
退職給付引当金の計上は1年おきに計上でも問題ないのでしょうか?たとえば、1年目に80万円、2年目に100万円、3年間に0円など計上がまちまちでも大丈夫でしょうか?それとも、規定などで毎年決まった金額でなければならないのでしょうか?
税理士の回答
退職給付引当金は任意や恣意的に計算するものではなく、退職給付会計基準の規定によって計算方法が定められています。
相当複雑な数理計算とその会社の制度(確定給付か確定拠出か、企業年金制度や退職一時金制度の有無等)によって異なりますので、ここで詳細に説明することはできませんが、将来見込まれる退職給付の支払総額のうち、その会計期間までに発生していると認められる部分を割り引いた退職給付債務から、年金資産を差し引いた金額に未認識数理計算上の差異と未認識過去勤務債務を加減算して算出したものが退職給付引当金となります。
この計算を毎期行い計上することとなります。
なお、従業員300人未満の会社には簡便法による計算も認められています。
本投稿は、2018年09月19日 17時47分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。