在庫評価単価の考え方について
在庫評価単価(年次総平均法)の求め方について教えて頂きたいことがあります
当社で使用している基幹システムにて下記の様な現象が発生するのですが
年次総平均法として正しい仕様でしょうか?
ご回答の程宜しくお願い致します
<質問>
期首時点(04月)で在庫評価単価90万円で前残数量0の商品を0円で1つ仕入れた場合、
その商品を在庫管理する上で、前期の在庫評価単価を参照する仕様になっているという事で在庫評価単価は90万になります
但し、0円仕入した後に、同商品を90万で仕入を1つ行った場合は在庫評価単価は45万になります。
前期の在庫評価単価を参照するという一般的な考え方と矛盾している様に思うのですが
総平均法として正しい算出方法はどのようなものになるのでしょうか?
<ソフトウエア会社の回答>
期首時点で在庫評価単価90万円で前残数量0の商品を0円で仕入れた場合、
その商品を在庫管理する上で、
「価値が0円の商品として扱う」もしくは「期首時点の評価単価を参考にした、
90万円の価値がある商品として扱う」という二つの考え方があるならば、
後者が一般的と考えられます。
税理士の回答
総平均法は、下記の様に計算します。
(0円+90万円)÷(0個+1個)=90万円
(総平均法)
一定期間ごとに、取得した棚卸資産の平均原価を算出し、この平均原価によって商品の払出単価および期末棚卸資産の価額を算定する方法
をいいます。
年度を単位とする総平均法では、期首棚卸資産と期中取得資産の取得原価の合計を、期首棚卸資産と期中取得資産の取得数量の合計で除し、当該年度の受入棚卸資産の1単位あたりの平均原価を算出し、これを払出単価や期末在庫の評価に使用することになります。
本投稿は、2018年12月28日 14時41分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。