個人事業主として開業するにあたり、経費で落とせる有無を教えていただきたいです。
まず、開業届を出し、青色申告を行うことと、夫の扶養内で請け負う予定なので、住民税がこない状況として、経費、青色申告控除を引いて35万未満で抑える予定です。
⑴ 夫名義の戸建て(ローンも夫のみ)で、自宅で給与計算の個人事業主として、私妻が働いております。無償で私(妻)へ仕事の場所を与えております。その場合の、借方貸方の入力はどのようにしたらよいですか?
また自宅の作業する按分は作業時間やパソコン使用、ペーパーとしての保管分として、自宅での5割です。
⑵在宅で給与計算を行うので、パソコンの電気代や夏のエアコン代、トイレの水道代、冬はガスストーブを使うのですが、全て夫の名義で夫のクレジットカードから夫の口座で引き落としされています。
その際、私の仕事分の経費の按分は5割です。こちらは妻(私)の経費として落とすことは可能ですか?
経費として落とす場合の簿記のやり方や、夫へその分振り込んだ方がよいのか、細かく教えて頂きたいです。
可能な場合、借方貸方の形状を教えて頂きたいです。
⑶事業の立ち上げに関わる金額として、パソコンのセキュリティーは私のカードで私の口座から引き落としされます。
この場合、貸方へセキュリティーの金額、借方へは口座引き落としですが、現金でセキュリティーの金額でよろしいですか?
⑷請け負うにあたり、請求書を先方へ発行しますが、その報酬は振込ですが、借方貸方の入れ方を教えて頂きたいです。
⑸事務用品を購入するにあたり、公共機関を使い購入しますが、その際の借方貸方の入力の仕方を教えていただきたいです。
事務用品は現金で購入しますので、その簿記も教えていただきたいです。
税理士の回答

酒屋就一
⑴ 家賃をご主人に振り込まれるのでしたら
(借方)地代家賃 (貸方)預金
⑵可能です
計算根拠を残しておいて、ご主人へ振込すると良いです。
(借方)水道光熱費 (貸方)預金
⑶引き落としされるのでしたら
(借方)備品費等(セキュリティ) (貸方)預金
⑷請求書発行時
(借方)売掛金 (貸方)売上
入金時
(借方)預金 (貸方)売掛金
⑸
(借方)事務用品費 (貸方)現金
という感じになります。
経費の按分割合5割は、床面積なども考慮して合理的な割合といえるのでしたら、認められると考えますがご主人が住宅ローン控除を受けられているのでしたら、対象の部分は控除を受けられませんのでご注意ください。
ありがとうございます。
今まだ自宅が10年未満なので、住宅ローン控除は受けております。
その際、控除が不可とありますが、どの質問項目が控除不可になりますでしょうか?
光熱費に関してでしょか?
按分については2〜5割で今考え中でございます。
また按分については、請負のボリュームにより、異なってくる場合が考えられる為、確定申告後、翌年部分の按分は変更可能なのでしょうか?

酒屋就一
ご主人の住宅ローン控除が、事業用部分の割合(50%)について控除が受けられなくなります。年末調整の際に申告することになります。ただし事業用部分が10%以下でしたら住宅ローン控除も満額受けられます。
按分割合は各年で異なることが合理的に説明できるのでしたら実体にあわせて変更することも認められます。
ありがとうございます。
と、いうことは、光熱費に関しても按分1割で申告ということの解釈でよろしいでしょうか?
また私が今パートと掛け持ち状態で、パートを辞めて、個人事業主一本化にして行う予定ですが、確定申告する際、やめる予定の会社から源泉を出してもらい、確定申告を行うつもりです。
パートの部分と個人事業主の所得、収入で住民税、及び個人事業主所得税がかからないように行いたいのと、夫の会社の都合で、配偶者特別控除ではなく、従来の配偶者控除でないと、130万を超えなければ社保には加入して問題ないとのことですが、特別控除になると、夫の扶養手当がなくなるとの事でした。
その場合はパートは今年何万で抑えないとまずいでしょうか?
個人事業主の方は今の状況ですと、月8〜9万ほどです。

酒屋就一
ご主人の住宅ローン控除を満額受けるのでしたら、按分1割ということになります。その分奥様の経費が減って所得(利益)が増えることになるので、扶養の判定にも影響してきますね。
所得税がかからず、ご主人の会社の扶養手当をもらうには、配偶者控除の対象でいれば良いようですので、「(パート収入-65万円)+個人事業の所得(利益)」を38万円以内に抑える必要があります。パート収入が65万円以下でしたら、個人事業の所得のみで38万円です
ありがとうございます。
では全て、按分1割にして申告したいと思います。
パートは6月末で退職予定ですので、今年1〜6月の支給はおおよそ、30万円程です。
その場合は所得0円になりますよね?
その際今後の個人事業主では年間請負を110万ほどにし、青色申告控除で65万を受け、残りの10万を経費で落とせるようにしたいと思います。
プリンターのインク代や、用紙代、赤鉛筆やボールペン、など、経費で落としたいと思います。
経費と青色申告控除を引いたのち、所得が35万円の場合、個人事業主の取得税はおいくらかかりますでしょうか?
一番最初の質問の際に、無償にて夫に職場を提供していただいているので、その際は
借方:地代家賃0円 貸方:現金0円
として記載は必要でしょうか?
もし地代家賃を夫は払う場合、夫へ私が振込む形です。
その際、振込手数料の金額はどちらへ明記となりますか?
また地代家賃を夫へ支払う場合、夫も家賃収入として確定申告必要でしょうか?
そもそも、地代家賃を払わず、個人事業主で按分1割で光熱費やWi-fiの月額も私の経費で落としても大丈夫なのでしょうか?
携帯はauでわたしの名義ですが、家族割になっていて、自宅へのauひかりやプロバイダー料金は夫へ一括で請求があがっています。
こちらも1割を夫は振込すれば大丈夫なのでしょうか?

酒屋就一
・パート所得(給与所得)は0円となるというご認識であっています。
・所得が35万円の場合の所得税は、基礎控除38万円が控除されますので0円となります。
・地代家賃の件は、最初にお答えするべきでしたが夫婦間の支払いは経費に計上できませんので、お考えのとおり地代家賃を払わず(0円での記載も不要です)光熱費・通信費などを経費に計上する形になります。
・携帯やプロバイダ料は今まで通りご主人が支払い、1割相当額を奥様からご主人に支払えば大丈夫です。
ありがとうございます。
パートの場合は65万の基礎控除。
個人事業主でも基礎控除38万あるのでしょうか?
もしあるなら、請負った総合計から青色申告控除65万、基礎控除38万、経費を引くという解釈でよろしいでしょうか?

酒屋就一
正確な順序としましては
給与所得=パートの収入-65万
事業所得=売上-経費-青色申告控除
(給与所得+事業所得)-基礎控除38万
となります。
(給与所得+事業所得)が38万円以下でしたら、ご主人の扶養に入れることになります。
ありがとうございます。
個人事業主は全て引いたのちの所得が35万にしないと住民税がかかると、役所から言われたので、経費を0円だと考えても135万までは個人事業主として請負って大丈夫という解釈でよろしいでしょうか?
またパートと併用した場合、パートも65万までで抑えられれば、掛け持ちでも可能ということでしょうか?
また夫へ光熱費、通信料を振り込みする際、振込手数料がかかり、手数料は私でもちます。
その際の簿記表記を教えて頂きたいです。
よろしくお願いします。

酒屋就一
住民税を非課税にされたい(所得35万)+給与所得0円+経費0円ということでしたら、売上は100万となりますね。
パート収入の計算は掛け持ちも可能です。
振込手数料は、
(借方)支払手数料 (貸方)現金or預金
となります。
複式簿記で決算書をしっかり作らないと65万の青色申告控除は認められませんのでご注意ください。
ありがとうございます。
簿記の勉強をしたいと思います。
パートを65万に抑え、さらに事業主として仮に経費を0円で申告し、青色申告を行えば売り上げ100万で抑えれば、掛け持ち可能ということ、理解できました。
この解釈で間違えないでしょうか?
経費は按分1割で、申請するので、0円ではないので、うまく調整してやっていければと思います。
また開業するにあたり、開業準備として、セキュリティの延長や、ペーパーの準備を開業日より1ヶ月以内に行なっております。
こちらは経費で落とせますでしょうか?
セキュリティは私のカードで決済し、わたしの口座から引き落としされます。

酒屋就一
解釈されているとおりで、問題ないです。
開業前の経費は、セキュリティ、ペーパーとも計上可能です。備品費や事務用品費などで計上ください
かしこまりました。ありがとうございます。
私が決算書を作成するので、簿記をユーキャンで申し込みをし、やろうと思いますが、それは経費で落とせますでしょうか?
もし、落とせるから科目と貸方借方を教えていただきたいです。
これに関しては、個人事業主として働くにあたり、必須項目です。

酒屋就一
問題ないです、
(借方)教育費 (貸方)現金or預金
となります。
ご回答いただいたのち、ご連絡遅くなり申し訳ございません。
今給与計算をさせていただけるように色んな中小企業へ出向き、営業させていただいております。
その際、車や公共機関を使っているのですが、その際のガソリン代や任意保険、公共機関を経費として計上することは可能でしょうか?その際、住宅ローン控除の兼ね合いで按分は1割となりますでしょうか?
自動車保険は契約者は夫、主に運転する人は私、支払いは夫です。
また事務用品を買いに行く際、公共機関を使用しておりますが、その時の計上を教えて頂きたいです。
仕事でつかうので、pdfの圧縮ソフトや、保存用の別ハードは経費として計上可能な場合簿記計上を教えて頂きたいです。
お仕事を営業していて、お食事をご馳走したり、飲食店で会議として、お話を伺って頂くこともあります。これは経費として計上可能でしょうか?可能な場合どのように計上すればよろしいでしょうか?

酒屋就一
ガソリン代や任意保険
⇒家賃とは別に車の事業割合を計算(使用距離などで)して、旅費交通費・損害保険料で処理します。
公共交通機関
⇒利用日・行き先・金額をメモしておけば旅費交通費として計上できます。
pdfの圧縮ソフト、保存用の別ハード
⇒備品費となります、単価が10万円以上のものになると固定資産になります。
食事をご馳走⇒接待交際費
飲食店で会議⇒会議費
として、それぞれ経費計上できます
ご回答ありがとうございます。
開業届を出すにあたり、一緒に青色申告も申請します。
その際、マイナンバーが必要とあり、マイナンバーはカードとしては持っておらず、引越しで見当たらなくなり、住民票でしか確認ができないのですが、住民票の3ヶ月以内のものを持参すればいいのか、それとも、マイナンバーの番号のみ分かれば大丈夫でしょうか?

酒屋就一
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/mynumberinfo/zeimusho_shinseisho.htm
番号のみではご本人の確認ができないので、住民票が必要になります。それと運転免許証などの身元確認書類を一緒にご持参ください
URLまでありがとうございます!
住民票は3ヶ月以内でないとダメですよね?

酒屋就一
番号がご本人のものか確認するだけですので、3ヶ月以内でなくても大丈夫と思いますよ。窓口に持っていかれるのでしたら確認のみして返してくれるはずです。
本投稿は、2019年04月02日 21時27分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。