個人事業における事業売上と私物売却の仕分け方法について
個人事業主(小売業)の私物販売と、商品販売における複式記帳についてご教示頂きたく投稿させて頂きます。
ネット(オークションサイト等)を通じた物品の売買で個人事業を開業予定で、
開業前から所有している私物を事業用と同様の複数販売ルートにて販売を予定しております。
「概要」
・私物は約100点 総額300万円程度になる予定。
・私物は1点あたり30万を超えるものはない。
・複式簿記での記帳経験なし。
・確定申告は青色申告を予定
・会計ソフト(MFクラウト)を導入予定
質問⓵
私物の販売を譲渡所得として申告すべきか、雑収入として申告すべきかご教示頂きたく存じます。もしくは事業所得として事業での売り上げと全く同様に仕分けすることは可能でしょうか?
事業と同様のジャンルの商品となり取引量も多くなる為、生活動産の販売として無申告にするよりも、上記いずれかの所得として申告予定です。
質問②
私物、商品いずれも販売した際には銀行口座で直接振り込まれるわけではなく、一旦サイト内に貯まることなりますのでサイト内での預かり金の中に、事業売上と私物売却で得た利益が混同することになり、また事業用口座へ振り込む際も同様です。その際の仕分けはどのように処理すればよろしいでしょうか?
事業売上の記帳については現在勉強中ですが、ここに譲渡所得or雑収入が絡んでくることを考えると具体的にどのように仕分けをすることになるかイメージできません。
税理士の回答

井上文雄
ご質問は、これから開業届・青色申告申請(開業から2か月以内)を行うということですね。以前から所有していた私物もネットオークションで売買するとのこと。以下仕訳について記載します。
開業日に、これまでの事業にかかった費用の仕訳が 開業費/事業主借
と行うのと同様に、私物の時価評価額について 仕入/事業主借 と事業所得の計算に入れてしまいます。いわゆる事業の開始が会社の設立と同様に考え、出資金が 現金/事業主借 となり、現物出資が 仕入/事業主借 となるわけです。
井上文雄税理士事務所として参考になれば幸いと思います。
本投稿は、2019年06月08日 11時45分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。