個人事業開業前費用処理について
会計ソフトFreeeを導入しています。個人事業開業は来年で、前もって準備している段階です。開業資金に、贈与や賠償金を受けました。これらは今年にありました。来年経理を開始する開始残高として元入金として?記載になりましょうか。その詳細を明記する必要があるのでしょうか。事業に関するお金の流れは全て明確に内訳の詳細を明らかにするものでしょうか。開業前の費用(流れ)はどこに、何時の日付けで記帳したら良いか、出来ないので解りません。税務署に尋ねたところ発生した日付けで流れ全てを詳細を記帳せよとのことでした。期首日以前の、前期の記帳?ができないのですが、元入金として開始残高に記載すればよいものでしょうか。そうすると税務署の言う日付が入力されません。それとも期首日日付で記帳すればよいのでしょうか。それでは日付が違います。租税公課、物件購入の司法書士支払手数料は期首日に記帳していますが、それならばこれも間違いでありましょうか。日付が違うことになります。仲介手数料、固定資産清算金は開始残高に記載しています。これも日付は入りません。(開業費は日付、内容をエクセルにまとめ)開業費、固定資産(固定資産台帳で日付けがあります)は開始残高に記載しています。開業費、固定資産以外の開業前のお金の流れ、日付はどこまで必要なのか、資金の内訳まで明らかにするものなのか、税務署の言う発生した日付で記載せよということができないので困惑しています。何か別に記載しまとめておくものなのでしょうか。またお金の流れ、開業前の費用が年をまたぐのでまた混同しています。そもそも税務署の言う事は合っているのでしょうか。質問根本から間違えているのかもしれませんが、どうぞご教授願います。
税理士の回答

freeeを使用している税理士です。
贈与や賠償金の課税関係については考慮外とします。
①贈与と賠償金を事業に使用した場合は、元入金になります。詳細は不要です。
②開始残高に、開業費として一括計上します。Excelなどで、明細を作成してください。
③前年に開業準備をすることもございますので、相談者様の認識で正しいです。
また、税務署のいう通り、個々の取引は記録しておく必要がございますので、明細書を作成することになります。
会計ソフトを使用しますと、前年(前期)の取引は記録できません。
個人の場合は、開業前であっても、同年の取引は記録できますが、法人の場合は開業前に支出した費用は、同年であっても、記録できませんので、開業費として一括計上します。そして、その詳細は明細書に記録することになります。
https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/202847280
迅速にご回答いただき大変にありがとうございます。
Freeeご使用せれておられるとの事で、心強いです。
①ですが、工事費700持ち逃げ→(その親族より賠償1000)→開業前450→残金開業後分割(10年予定)
という賠償金です。税務署は相殺して固定資産にしなくてよいとのことですが資金の流れは発生日で記載しなさいとのことでした。
「元入金詳細不要」 開始残高の元入の内訳入力は不要
だが、
「個々の取引は記録しておく」 開業費のようにエクセル等で別途詳細の記載
ということでよろしいでしょうか。頭の中で意味が解りつじつまが合いました。
色々調べても、開業費は別途詳細をと説明されていいるものがあり理解できていましたが、他に関しても同じくそうすれば良いとは気づかず混乱しておりました。開業費もそうですが、別途記載の機能もFreeeに備わっているものだと思い込んでいました。これでしたら税務署の言う意味も解りました。元入金の詳細なくとも、別途記載にて結局は全て明確にされるということですね。ありがとうございます。具体的に上記数字で、
開始残高 仮払い 返金分差し引き額入力(250)
開業前までエクセル等で開始残高額に至るまでの経緯(出700、入450)を日付とともに記載
(贈与も同じく)
開業後は取引で入力 支払い分(計700)以上は雑収入
仮の勘定は末期に残っても(何年も)問題ないのでしょうか。
また別途の記載ですが、借方、貸方のようなきちんとした表が必要なのか、日時と支出入、概要が分かる程度で良いものでしょうか。(領収書や契約書の裏付けがあれば)
長々と、度々申し訳ございません。どうぞお力添えください。
よろしくお願い致します。

工事費と賠償金について確認させてください。確認後回答いたします。
①工事費用700万円を持ち逃げされてしまった。
②工事が完成したが、未払いであった。
③持ち逃げした親族から450万円返済してもらった。
④③を②の支払いに充当した。
⑤現在、工事代金250万円が未払いである。
⑥費用持逃げの損害賠償金(慰謝料及び利息)として、1000万円ー700万円=300万円を10年間の分割で支払う。
その他の開始残高に計上する支出につきましては、領収証を保存した上で、現金出納帳のような形式で、支払日、支払先、品目(品名)等を記録した明細表を作成いただければ大丈夫です。
度々ありがとうございます。
説明不足で申し訳ございませんでした。経緯が違います。
①施工業者が私から前金を受け取り、工事を投げて行方不明になりました。
②工事は1、2割程度の完成度です。(①の通り、私が施工業者へ700払い済)
③私が450を施工業者親族より受けとりました。(賠償1000で合意)
(④はよってないです)
⑤施工業者親族が1000-450=550の債務が残。私が債権者です。
これを開業後、10年間支払いを受けます。実質支払い以上の合計金額を受け取ることとなります。
(きちんと払ってもらえればではありますが)
明細表、承知致しました。一番意味が解らなかった点が解消されました。
後、台風15号被災したりと(火災保険の受取)不幸が重なりに重なり、一時は大変めげましたが、こう吉川様を初め、親身になって頂ける方がいらっしゃることに大変感謝し、現在前を向いております。ようやく別業者にて工事も再開しております。
度々大変ありがとうございます。

追加の情報ありがとうございます。
また、台風での被災、大変でしたね。
私の母が千葉県に住んでおりますので、台風15号の被害については、大変気にしております。
以下のような整理でよろしいでしょうか。
700万円の持ち逃げに対し、親族が1000万円返済する。
(300万円について課税されます。)
①工事代金(前金)の持ち逃げは、特別損失という科目で処理します。
(特別損失) 700万円 (前払金) 700万円
③持ち逃げした金額に上乗せして親族が1000万円支払うことで合意し、本年450万円支払った。詳細の仕訳は次の通りです。
(現金) 450万円 (損害賠償収入) 1000万円
(未収入金)550万円
税務署は、この仕訳は記録せずに、700万円を受け取った後の、金額だけ計上しなさいと行っているように思います。
*受け取った金額が700万円までは、計上しないで、年55万の返済であれば、5年目までは何も計上せず、
6年目に
(現金) 25万円 (損害賠償収入)25万円
7年目以降
(現金) 55万円 (損害賠償収入)55万円
と計上する。
しかしながら、正しく計上するのであれば、*印の仕訳ではなく、
③の仕訳を記録することをお勧めします。
間違っていましたら、ご連絡ください。
お気遣いありがとうございます。
大変長々とした質問に親身にありがとうございました。
プロのご回答に疑問が晴れ、勉強になりました。
大変に感謝いたします。どうもありがとうございました。

どういたしまして。
ご不明な点がスッキリされて良かったです。
本投稿は、2019年11月04日 06時02分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。