(個人事業主)借入金の一括返済と再借入時の仕訳について
個人事業主ですが、このたび借入金(事業資金)を一旦、一括返済し、新たに借入を行いました。
その際の仕訳でわからないところがあるので教えてください。
① 保証保険料戻し
前回の借入時に保証保険料を払っていたので、一括返済にあたり戻し金が事業用口座に振り込まれました。
帳簿上は、68,750円(長期前払費用)残っているのですが、返戻額は36,515円でした。
この仕訳は下記のとおりでよいのでしょうか。
また、この戻し金は非課税(不課税?)ですか?
※保証保険料については、年度末に1年分を支払手数料として費用計上しています。
普通預金 36515 / 長期前払費用 68750
支払手数料 32235
② 借入金(新しい方)
新たに借り入れた資金(130万円)は個人口座への振込みとなり、その後、一部(120万円)を事業用口座に移しています。
この際、個人口座に振り込まれた金額は「事業主貸」、それを事業用口座に移した金額は「事業主借」と計上すればよいのでしょうか。
具体的には下記のように考えているのですが、問題ないでしょうか。
●条件等
融資日 29.7.14、 借入金 1,300,000円、 支払利息 2,094円、 印紙代 2,000円、 84回払い
1~83ヵ月まで毎月15,500円返済、84ヵ月目は13,500円返済。
短期借入金(当期分)… 15,500円×6ヵ月(7~12月)=93,000
短期借入金(決算後1年以内支払分)… 15,500円×12カ月=186,000
長期借入金(翌々期以降分)… 1,021,000円
<個人口座振り込み時>
事業主貸 1,295,906 / 短期借入金 93,000
支払利息 2,094 / 短期借入金 186,000
租税公課 2,000 / 長期借入金 1,021,000
<事業用口座に預け替え時>
普通預金 1,200,000 / 事業主借 1,200,000
以上、よろしくお願いします。
税理士の回答
こんばんは。
以下、順次回答していきます。
■保証保険料戻し
>普通預金 36515 / 長期前払費用 68750
>支払手数料 32235
こちらの仕訳で問題ありません。
なお、一般的には支払手数料ではなく支払保証料という勘定を使うことが多いです。
また、保証料ですので、消費税は非課税となります。
■借入金(新しい方)
>事業主貸 1,295,906 / 短期借入金 93,000
>支払利息 2,094 / 短期借入金 186,000
>租税公課 2,000 / 長期借入金 1,021,000
><事業用口座に預け替え時>
>普通預金 1,200,000 / 事業主借 1,200,000
こちらもこれで問題ありません。
結果として、事業主に95,906円貸している状態だというのが分かりますね。
早々の回答ありがとうございます。
前回の借入時は事業用口座への振込みだったのですが、今回は個人口座ということで、仕訳が合っているか不安でした。
保証保険料は差額を今期費用として計上するということで良いのですね。
これで安心して計上できます。ありがとうございました。
本投稿は、2017年07月28日 16時06分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。