NPO法人の社内売上時の仕訳を教えてください。
障害福祉のNPO法人で会計をしている者です。
就労支援B型事業で販売しているクッキーを、本部でお歳暮やお見舞いとして
関係各所に配りました。
下記のような仕訳で問題ないでしょうか?
【B型事業】 本部 100 / 社内売上 100
【本部】 接待交際費 100 / B型事業 100
(決算時)
社内売上 100 / 接待交際費 100
接待交際費 50 / 仕入 50 (原価)
B型事業 100 / 本部 100
もし、違うようでしたら正しい仕訳を教えてください。
よろしくお願いします。
税理士の回答

ご質問ありがとうございます。
正しい仕訳としては、下記になると思われます。社内売上は、正しくは、無償で譲渡したクッキーが、通常の販売であったならば収入となったであろう金額として、社外売上になる点にご留意ください(従いまして、内部取引消去も発生しません)。
【B型事業】 本部 100 / 外部売上 100
【本部】 接待交際費 100 / B型事業 100
(決算時)
売上原価 50 / 仕入 50 (原価)
B型事業 100 / 本部 100
NPO法人会計基準(http://www.npokaikeikijun.jp/)においては、無償譲渡に関する会計処理は特に規定はありません。
上記会計処理は、法人税法からの要請で、資産の無償譲渡を行った場合に、通常の譲渡であったならば収入となったであろう金額=時価をその法人の益金の額に算入(収益)することによるものと言えます(法人税法22条2項)。
ご回答ありがとうございました。
教えていただいた仕訳で処理したいと思います。

ご連絡頂き、ありがとうございます。
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本投稿は、2016年04月25日 16時20分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。