修正申告に伴う資産科目について
法人の建設業です。決算後、納税も終了し数ヶ月が経過しております。昨日決算書に間違いが発覚しました。損益上の売上純利益額が不足しておりました。単なる縦計の計算ミスです。会計ソフトは使用しておらずエクセルで作成しております。売上高から売上原価をマイナスし総利益をプラスするときに総利益の二科目のうち一科目を計算にいれておりませんでした。ちなみに不足した一科目は本業ではありません。とにかく急いで修正申告をしたいのですが、この場合の資産科目は何になりますか?別表四と別表五(一)にいれる科目に悩んでおります。決算書には納税充当金を設けております。何より早く修正を処理して申告をしないと落ち着きません。どうぞ宜しくお願いします。
税理士の回答
東京都中央区の小林税理士事務所 小林拓未と申します。
決算書が間違っているのであれば、正しい決算書に基づき、申告書を作成するとよろしいかと存じます。ご質問の方法は、申告書のみの修正となりますが、そもそもの決算書が違っていますので、そちらを修正する必要があります。
以上よろしくお願い致します。
法人の場合は確定決算主義をとっており、建前としては株主総会(社員総会)の決議を経た決算書は変更することはできません。決算書の当期利益の計算過程で誤りがあった場合には、法人税の申告書(別表4)で税務調整して正しい税額を計算する必要があります。
ご相談のケースでは、修正申告において別表4で加算処理する必要がありますが、それが「留保」となるのか、「社外流出」になるかが、文面から読み取れませんでした。恐縮ですが、具体的に間違いの原因を再度おきかせ頂けたら幸いです。また、貸借対照表はバランスがとれていたのでしょうか。
どうぞよろしくお願いします。
質問のやり方が間違ってたようです。決算書の作成が先決なのですが、修正勘定科目がわからず質問させて頂いております。再度質問致します。
ありがとうございます。貸借のバランスはとれておりました。修正に伴い剰余金の増加になり貸借のバランスもくずれますので流動資産の勘定科目が何なのか判断がつかずに困っております。
そもそもの間違いの原因は損益の総利益が本業と不動産があるのですが売上純利益のトータル金額を計上するにあたり、本業の利益のみプラスして不動産の利益をプラスしておりませんでした。縦計のミスです。
ご連絡ありがとうございます。
損益計算書だけの計算誤りで、貸借対照表は正しかったという理解で宜しいでしょうか。一般的に収入が漏れた場合には、それに見合う現預金や売掛金・未収金等の計上も漏れることになりますが、それらの漏れはなかったということで宜しいでしょうか。
度々で恐縮です。宜しくお願いします。
建設業ですと、銀行提出や、経営審査に決算書を使用することがあるのではないでしょうか。
このまま決算書を放置しておくと、これらの問題が解決できないのでは、と考えております。
草案段階の決算書に基づき、申告したが、取り違えていたものであり、株主総会の承認を得た決算書に基づいて、修正申告するということで修正してはいかがでしょうか。
そうなんです。経審を控えており、変更届及び分析センターのやり直しもありますので早急に処理したいと思っております。修正の処理にあたって疑問点があったので相談さしあげております。
他の漏れは一切なく、あくまで申し上げた分だけの縦計ミスです。
良くわかりました。お忙しい中ありがとうございました。
本投稿は、2016年09月30日 10時14分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。