商業施設の管理組合に対する支払の処理について
区分所有者で構成する商業施設に持分があり。その持分に対して
賃料を頂いています。
経理処理について教えて下さい。
調べていると管理費や修繕積立金はサービスの対価ではない為、
消費税は不課税取引となっているみたいです。
私の場合、管理費といったものは毎月届く明細に存在していません。
ただ代わりに毎月、火災保険料、固定資産税、会社手数料と言ったものがあります。
これがいわゆる管理費といった事なのでしょうか?
火災保険料や固定資産税は年間分を12分の1にして持分割合で毎月控除されている
のだと思うので管理費が不課税でも違和感はありません。
ただ会社手数料といったものは商業施設の定期清掃等に係るものという事みたい
なので、これは課税取引なのかと思います。
次に修繕積立金については条件をクリアすれば都度損金及び必要経費として計上
出来るのでしょうか?一応、管理組合に聞いたところ修繕積立金はプールはされ
ていますが、返還されるものではありませんとの事でした。また修繕以外の運用は
しないものだそうです。
今まで積立金として計上し続けており、修繕が発生する度に修繕積立金を取り崩して
経理処理していたのですが、施設も古く修繕の回数も多く金額も大きいので、
資本的支出にし減価償却しています。
急に今期から修繕費に切り替えてもよいものでしょうか?
税理士の回答
文面からわかる範囲で回答します。
ただ代わりに毎月、火災保険料、固定資産税、会社手数料と言ったものがあります。
これがいわゆる管理費といった事なのでしょうか?
→これは管理組合にお聞きいただかなければ第三者にはわかりません。
火災保険料や固定資産税は年間分を12分の1にして持分割合で毎月控除されているのだと思うので管理費が不課税でも違和感はありません。
→固定資産税は不課税ですが、火災保険料は不課税ではなく非課税です。
ただ会社手数料といったものは商業施設の定期清掃等に係るものという事みたいなので、これは課税取引なのかと思います。
→清掃等の役務提供の対価であれば課税取引です。
次に修繕積立金については条件をクリアすれば都度損金及び必要経費として計上出来るのでしょうか?一応、管理組合に聞いたところ修繕積立金はプールはされていますが、返還されるものではありませんとの事でした。また修繕以外の運用はしないものだそうです。
今まで積立金として計上し続けており、修繕が発生する度に修繕積立金を取り崩して経理処理していたのですが、施設も古く修繕の回数も多く金額も大きいので、資本的支出にし減価償却しています。
急に今期から修繕費に切り替えてもよいものでしょうか?
→共有商業施設のような事業用物件の修繕積立金は修繕費として経理処理するのが通常だと思います。積立が強制され用途を選べない、返還されないという特徴があるため資産にはならないからです。
正しい処理にするのですから切り替えても問題はないと思います。
商業施設ではありませんが、賃貸マンションの修繕積立金の取り扱いが国税庁の質疑応答事例にありますので、ご参照ください。
https://www.nta.go.jp/law/shitsugi/shotoku/04/12.htm
早速のご回答ありがとうございます!
修繕積立金についてですが前田先生の仰る通りなんです!!
以前に契約していた税理士事務所が積立金処理しており、かつ修繕が起きた時点で
建物附属設備にしていました。会社は黒字なのにキャッシュフローは全然よくならず、
お金は残らないのに法人税、消費税ばかりが出ていく一方で…。消費税はこちらが調べて
原則より明らかに有利な簡易課税にしてもらった経緯もあります。
意見したことにも事務所側から嫌な顔をされましたが…。
もし修繕積立を修繕費でいけているなら、当社は大赤字の会社になるんです!大赤字で役員報酬を
下げたくても役員が黒字なのに下げる理由がないと蹴られるから大義名分が欲しいと訴えて
いたのですが、確かに原則的な方法としては修繕発生時での計上は間違ってはいないとは
思うのですが修繕ではなく資本的支出として処理され税理士事務所には修繕費として受け入れて
もらえず今更、経理処理は変えられないと相談に乗ってもらえなかった為、顧問契約をお断り
しました。すいません…。愚痴です…。
カテ違いの質問になるのですがお時間があれば、ご回答願えますでしょうか?
現状、B/S上は架空の資産が上がっているようなものです。今までも、ずっと黒字なので
債務超過もないです。ただ現預金はギリギリなので、会社の存続は結構厳しい状態です。
もし会社清算を行った場合、処分できる資産等も現状ないのにB/S上は多額な資産が存在している
ことになっています。また債務超過でないという事で期限切れの繰越欠損金もありません。
資金繰りがきついため役員からも借入しています。役員借入を債務免除しても債務免除益が
発生します。現状のB/Sで会社清算すると多額な税金が発生しそうな状態です。
もちろん払える余力は確実にありません。
なので、架空の様な資産になっている積立金や固定資産を一気に雑損失におとしてB/S上を綺麗にし
本来の姿に戻したいと思っています。もちろん経理処理を間違えていたのに、これを多額な損金に
しようとは思っていません。別表にて雑損失分を加算調整し当方と税務署の痛み分けみたいな
方法はやりすぎでしょうか?やはり税務署に相談した上で処理すべきでしょうか?
申し訳ありませんが、具体的に財務内容を見ないとどのように処理すべきか文章だけでは判断できません。
税務署か税理士に直接ご相談ください。
本投稿は、2023年05月09日 15時17分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。