会社の経費立替を個人の税務申告時にどのように取り扱うか(領収書は会社保管)
お花関係の個人事業主です。取引先の経費の立替を日々行っておりまして、個人の税務申告上、どのように取り扱えばいいかわからず大変困っております。
現在、生花店(会社)のお花の仕入れを日々個人で立て替えて購入おりまして、月末に立て替えた分を会社から入金してもらっています。
・お花購入時の領収書は生花店(会社)の経費のため、会社が保管をして経費計上しています。つまり自分の手元に領収書は残りません。
・その生花店(会社)の一応役員に入れてもらっていますが、役員報酬や給与などはなく、個人事業主⇔会社の関係となっています。
①個人での税務申告では、お花の立替経費はとくに売上でもなんでもないため、申告に入れる必要はないでしょうか?(領収書も手元にはないです)
②会社側からすると、私への振込は「役員借入金」というかたちになりますでしょうか?
③仮にとある月の私への報酬が30万円、お花の立替の振込が20万円だったとします。通帳には50万円という数字が残りますが、実際には20万円は立て替えており30万円が収入です。税務申告については30万円の部分のみを扱い、20万円はとくに勘定など必要ないでしょうか?領収書は会社保管ですので、どうすればいいかわかりません。
どなたかご教示・ご指導いただけませんでしょうか?大変困っております。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
税理士の回答

①お花仕入の立替分については、貴殿の所得税の申告において、事業所得の収入金額に含める必要はないものと考えられます。
領収書が取引先の会社保存であることから、実費精算であると思われ、それを収入金額に含める必要はないからです。
②会社の処理はわかりませんが、そのまま仕入で処理している可能性もあります。
③お花の立替は、立替金で処理をすればよいかと思います。
・お花立替払い時
(借方)立替金 ××× (貸方)現金 ×××
・請求締め日
(借方)売掛金 500,000 (貸方)売上高 300,000
(貸方)立替金 200,000
ここで、立替金が消えてゼロになるはずです。
・振込入金時
(借方)普通預金 500,000 (貸方)売掛金 500,000
本投稿は、2023年10月27日 17時08分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。