ハンドメイド販売(材料や道具の勘定科目、年末の棚卸)
ハンドメイド品を製作・販売しております。青色申告です。
いくつか分からないことがありますので質問させて下さい。
●製作のための材料や道具は全て「仕入高」で良いですか?減ったり壊れたりする物なので消耗品かもと悩んでしまって…
●年末に棚卸をしますが、布などの材料で未使用の物は購入額のまま計上となりますか?
●一部使用してある布や糸などはいくらで計上するべきですか?
(残りであと何をいくつ作れるか未定なので計算もできず、一部使用してしまっているので定価ともできず迷っています)
●年末時点で出来上がっている在庫品はいくらで計上すべきでしょうか?(既製品と違い定価がないため)
●商品を作製時に失敗してしまい作品がボツになった場合、帳簿など特に記入する必要はないですか?
サイトでも調べてみたのですがイマイチ理解に苦しんでいます…。
長くなりましたが何卒宜しくおねがいいたします。
税理士の回答

こんにちは。
仕入高は最終的に商品になるものを計上します。
製作のための備品等は10万円未満ですと消耗品費、10万円を超えると固定資産へ計上し、減価償却という流れになります。
棚卸は、最終的に商品となるようなものは数量×単価で金額を算出し、期末商品棚卸高へ計上します。このときの単価は税務署へ特段の届出をしていなければ最終仕入原価法となりますので、材料ごとに最後に購入した単価を使います。
一部使用の材料はもう使わないのであれば、期末在庫には計上せず、まだ使うのであれば残っている割合で金額を算定します。
これらの計算を厳密にしようとすると大変な事務的な手間がかかると思いますので、可能な限りで構わないと思います。
期末の完成品については、原価で計上します。
売り物にするわけですから売価は原価と利益の合計になると思いますが、大まかでも完成品の原価(完成品をつくるのにかかった費用)を計算しましょう。
完成品の期末在庫も期末商品棚卸高へ計上します。
ボツになった商品は期末在庫の対象から外して、まだ使える材料や完成品のみを期末商品棚卸高へ計上するようにしてください。
以上、ご参考までにお願いいたします。
本投稿は、2018年03月07日 14時37分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。