決算まで、決算翌期の有価証券、現物、信用取引の仕訳
法人にて、現物取引と信用取引をしております。
昨年度、一旦全部決済して勘定はゼロになりました。
(複数の銘柄のデイトレーディングです。)
日々の信用取引の仕訳 A銘柄
借方 / 貸方
信用取引有価証券/信用取引未払金
信用取引未払金/信用取引有価証券
預け金/有価証券売却益
支払手数料/
上記すべて清算
借方 / 貸方
普通預金/預け金
この仕訳で良いのでしょうか?
2.3月末決算なので現物と信用取引の期末、翌期首の仕訳が不明です。
現物は、若干売却益が出ていて、
信用取引は損が出ていて、合算ではプラス10,000円から
もしかして、マイナス50,000円ぐらいになる予定です。
現物と信用取引では、取得原価の方法が相違していると聞きます。
国税庁のサイトはわかりにくく、探せないので仕訳の御助けを
お願い致します。
税理士の回答

藤本寛之
1.信用取引の仕訳については問題ありません。
2.現物株式は、売買目的有価証券それとも売買目的外有価証券として所有しているのでしょうか。
信用取引の仕訳は次のとおりです。
期末において未決済となっている信用取引による有価証券を有している場合、期末に決済したものとして算出した利益または損失を洗え替え方式により益金又は損金の額に算入するとされています。
①当期中
(借)信用取引有価証券 100 (貸)信用取引未払金 100
②当期末
(借)有価証券評価損 5 (貸)信用取引有価証券 5
③翌期首
(借)信用取引有価証券 5 (貸)有価証券評価益 5
2.現物は売買目的以外です。長期保有として考えています。
宜しくお願い致します。

藤本寛之
長期保有の現物(売買目的外)と信用取引との違いは、現物(売買目的外)については期末時点で評価損益の計上がないことです。
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本投稿は、2018年03月23日 14時38分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。