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有価証券の仕訳、期末評価の方法について

法人の株式口座においての
有価証券(信用取引)の仕訳、期末評価の方法について

A.信用取引売買内容
ある同一銘柄を5回信用売買し、合計では損が確定しました。

           売却益  信用買付 信用売却
①2018/01/24     10,000   10,000  20,000
②2018/01/30     10,000   11,000  21,000
③2018/01/31     10,000   12,000  22,000
④2018/02/01     10,000   13,000  23,000
    売却益    40,000
⑤2018/02/09     -300,000 600,000 300,000
    売却損    -300,000
------------------------------------------------------------  
3/31期末評価損    -260,000               

B.仕訳方法 ①~④売却益の仕訳
  借     方/ 貸   方
 信用取引有価証券/信用取引未払金
 信用取引未払金 /信用取引有価証券
 預け金     /有価証券売却益
 支払手数料   /

  ⑤売却損の仕訳
  借     方/ 貸   方
 信用取引有価証券/信用取引未払金
 信用取引未払金 /信用取引有価証券
 有価証券売却損 /預け金 
 支払手数料   /

上記は売買目的有価証券 洗替法を選択したいと考えています。
また勘定内訳明細書に記載するのは、上記の売買取引記録を掲載すれば
良いのでしょうか。

質問1 仕訳方法がこれで良いのでしょうか。もっと簡単な仕訳方法
   ありますか。
質問2 預け金勘定で問題ないのでしょうか。
質問3 有価証券ではなく売買目的有価証券という勘定科目ーの変更がよい?
質問4 期末の評価は3/30の相場終了時の株価=時価ということでしょうか。

税理士の回答

質問1に対する回答
信用取引の場合、上記仕訳で良いです。

質問2に対する回答
証券口座の預け金が動くことになるので、預け金勘定で問題ありません。

質問3に対する回答
流動資産の有価証券で良いです。通常売買目的有価証券勘定という勘定科目は使用しません。

質問4に対する回答
期末の評価は期末日が休日の場合、その前日の終値とされています。よって、3月30日の相場終了時の株価となります。

速やかな回答ありがとうございました。非常に助かりました。

すみません。もうひとつ関連してありました。

今回のケースは、初めて法人で売買目的有価証券(信用取引)、現物取引(長期保有、その他有価証券)をします。

1.勘定科目内訳明細書の有価証券の内訳書への項目記入について
有価証券の内訳書
区分・種類 期末現在高 期中増(減)の明細
銘柄   数量 金額 異動年月日 数量 金額 売却(買入)先の名称
            異動事由         売却(買入)先の所在地

 a)売買目的有価証券は、1日ごとの取引を記載するのか、それとも同じ銘柄の売買なので
  同じ銘柄取得平均の購入原価と売却価格1行にて記載するのでしょうか。または、売買取引
  日、1日ごと記載するのでしょうか。移動平均法、総平均法によってということが不明
  です。
b)売買目的有価証券とその他有価証券については、決算期末3/31までに税務署に
  下記内容の書類を提出しないといけないのでしょうか。または、2か月後の5/31まで良い
  のでしょうか。(申告期限の延長はしていません。)
     「有価証券の一単位当たりの帳簿価額の算出方法の届出書」
 
 c) b)に関連して届け出を出さない場合の帳簿価額の算出は、移移動平均法による
    原価法とは、提出しない場合には何か会社側に不利に働き(益金)納税が発生する
    ことがあるのでしょうか。
 
たびたびすみません。宜しくお願い致します。  

a)信用取引について同じ銘柄の有価証券の取引を取得したとしても、移動平均法や総平均法ではなく、個別の建て玉ごとに(個別法)計算します。
b)新たな区分かつ種類の有価証券を取得した場合は、「届出書」を申告期限の5月31日までに提出することになっていますが、提出しない場合には移動平均法(法定評価方法)にて計算するルールになっています。
c)移動平均法でも総平均法でも特に大きな差はないと思います。

たびたびすみません。
決算仕訳は下記のようになりますか?
3/30 ①売買目的有価証券(信用取引) -100,000 (売却していません。翌期に持ち越し)
②その他有価証券 (現 物) +10,000

期末決算仕訳 
   ①有価証券   /有価証券売却損   
   ②その他有価証券/その他有価証券差額金
           /繰延税金負債     
2期期首
洗い替え方式選択にて仕訳方法が不明です。
決算仕訳は、洗い替え、切放し方式にて仕分けの方法が
相違していることでしょうか。

決算書のP/Lに掲載しない方法ということでいくと、洗い替え方式を選択し

結論として、日々信用取引にて、同じ銘柄の売買目的有価証券と、その他有価証券
の決算仕訳、洗い替え方式にする場合の仕訳がよくわかりません。
頭が混同してます。

宜しくお願い致します。

本投稿は、2018年03月24日 16時12分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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