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同一代表における個人事業→法人への依頼について

他の相談者をみたのですが該当が見当たらず相談させてください

個人事業と法人を運営予定です

他相談より、同一人物が代表や社長の場合
自分の法人から自分の個人に依頼するのは、利益相反取引等、色々問題ありという指摘はありました

逆に個人に依頼があったものの、作業量的に法人のマンパワーが使いたい場合。
個人から自分の法人にいらいすることはできますか?

依頼主的には、私の個人事業に依頼したほうが都合が良いようで(よくある法人としか相手会社都合で契約が出来ないもの逆ver)、私がその後どこを使っても仕事が終わればよしとします。

そこで下記の質問です
1.一部マージンを乗せて自分の法人へ依頼の可否
 個人事業の事業継続上において少しならず取得が欲しい。これの可否

2.マージンを乗せずに依頼の可否
 法人代表視点でいけば会社の利益を最大にしたのだから利益相反にあたらない?

3.そもそも同一人物におけるやりとりが依頼の方向性に関わらず問題となるのか

どなたかご回答いただけると助かります

税理士の回答

3.のそもそもの行為が問題になります。
法人の代表者が、その法人と同業種の個人事業を立ち上げる行為は、税務上の大きなリスクを伴います。
このリスクの主な原因は、両事業が「実質的に一体」であると見なされることです。これは、形式上は別々の事業であっても、事業内容、顧客、資金、そして代表者が同じであるため、実態としては一つの事業だと判断される状況を指します。
ご質問の場合はまさに、実質的に一体であるとみなされる状況になるかと思います。
もし一体性が指摘された場合、個人事業で得た収入や経費は、法人のものとして扱われます。その結果、法人の所得が合算されて法人税が増加したり、個人事業の経費が損金として認められなかったりするなど、追徴課税の対象となる可能性が高まります。

本投稿は、2025年09月07日 13時18分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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