税理士ドットコム - [経理・決算]税務上の欠損金が会計上の欠損金を上回るケースがありますか? - 考えられるのは、会計上の収益でも税務上は益金に...
  1. 税理士ドットコム
  2. 経理・決算
  3. 税務上の欠損金が会計上の欠損金を上回るケースがありますか?

税務上の欠損金が会計上の欠損金を上回るケースがありますか?

友人の会社の事業継続について相談を受けております。
法人税の申告書を見せてもらったところ、税務上の欠損金が会計上の欠損金
を上回る状態でした。
少ない会計知識では、会計上の費用化されていることが条件で税務上損金にできる
はずなので、税務上の欠損金が上回ることは無い、との認識でした。
過去に資本金や資本剰余金による欠損填補は行っていないとのことでした。
質問は、過去にどのような処理が行われると、税務上の欠損金が会計上の欠損金を
上回ることになるのでしょうか?
よろしくお願いいたします。

税理士の回答

考えられるのは、会計上の収益でも税務上は益金にならない取引だと思います。
受取配当等の益金不算入、受贈益の益金不算入、適格現物分配に係る益金不算入などです。これらは子会社や完全支配関係がある関係会社があった場合に考えられます。
この他には、債務超過の子会社を吸収合併して繰越欠損金の引継ぎを行うなどの組織再編関係が考えられます。

会計上の繰越利益(繰越欠損金)は、欠損填補など特別なことがなければ、基本的には法人設立時からの累積利益(累積欠損)を意味します。これに対して、税務上の欠損金とは、繰戻し還付する場合を除き、その欠損金が発生した年度からのその欠損を繰り越すことができる有効期間内に存在する欠損金残高を意味します。
例えば、会計上の利益(損失)が1期目から10期目まで各年100で、11期目▲10,000としますと会計上の繰越欠損金は▲9,000です。これに対して税務上の繰越欠損金は▲10,000です(繰戻し還付の場合にも要件があり、過去のものをすべて通算できる訳ではありません)。
用語は似ていますが、会計と税務で意味する所は違いますので、誤解なきようご理解ください。

回答ありがとうございました。
過去の業績を尋ねたところ最近数年で赤字が継続しているとのことでした。
金額も大きく、過去に合併などはやっていないとのことでしたので、原因は、
福田様の指摘事項だと思います。
前田様の具体的な原因指摘も参考になりました。
ありがとうございました。

本投稿は、2019年06月13日 10時24分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

この相談に近い税務相談

経理・決算に関する他のハウツー記事を見る

みんなの税務相談

税理士の無料紹介サービス

プロが税理士を無料でご紹介いたします

  • 相談無料
  • 全国対応
  • 24時間受付
税理士紹介サービスの詳細はこちら
累計 相談数
32,395
直近30日 相談数
1,311
直近30日 税理士回答数
2,250