創立費と開業費の会計処理について
今回はお世話になります。
弊社設立間もないのですが、現在ひとり社長状態でして会計処理を会計ソフトを使って行おうとしているのですがわからないことが色々出てきてしまい相談させてください。
まず、設立以前にかかった費用(登記申請するためにかかった費用等)は創立費として一括で処理して構わないのでしょうか?細々かかっているのですが、明細をエクセルなどに別入力しておいて帳簿へは合計金額のみを創立費として処理して問題ないのでしょうか?また、勘定グループとしては繰延資産となるようなのですが、一旦費用として処理した後資産とするべきか、最初から資産とするべきかどちらがよいのでしょうか?
また、設立後の開業までの間にかかっている経費は開業費としてこれも繰延資産とすることができるようですが、これも同様に一括で処理できるのか、またそうだとしたら日付はいつにしたらよいのか分かりません。
もし個別に処理しなければならない場合、例えばパンフレットを作成(宣伝広告費ー現金)として(開業費ー宣伝広告費)としていけばよいのでしょうか?
最後に、未だ、法人口座を作っておりません。したがって法人のクレジットカードもない状態です。つまり個人の口座やカードから支出しているわけで、仕訳上役員借入金とすればよいのか未払金とすればよいのかどのように仕訳ればよいでしょうか?
質問が長くなり大変恐縮ですが、ご回答いただければ幸いです。宜しくお願い致します。
税理士の回答

小山登
会社設立までの費用は創立費として一括計上して良いでしょう
ただし、明細(及び証憑書類)は別途保管しておく必要があります
最初から創立費する方が良いでしょう
開業費は会社設立から事業開始までの諸費用ですから支出の都度、個別に記帳する方が良いでしょう
この場合 開業費-現金(又は未払金) となり仕訳の摘要欄に具体的な内容を記載すれば良いでしょう
支払の相手勘定は役員さんに対する未払金とすべきでしょう
この度は、迅速なご返答ありがとうございました。
明確な回答でよく理解できました。
開業費は個別に記帳した方が良いということですが、勘定科目が広告宣伝費や通信費、旅費交通費など種類があっても開業費として計上できる経費に対してはすべて(開業費ー未払金)と計上して構わないとの解釈でよろしいですか?もちろん先生のおっしゃられたように摘要欄に具体的な内容を記載する上でです。
また、未払金処理のタイミングですが、法人口座を開設後資本金を入金し、それぞれの経費の合計金額を役員個人へ払い戻した日でよろしいですか?クレジットカードの引き落とし日などは関係ないと思うのですが、この解釈でよろしいですか?
追加の質問をいたしまして恐縮ですが、何卒宜しくお願い致します。

小山登
開業費であることが解るように摘要欄に記載して直接「開業費」で処理すれば良いでしょう
未払金の弁済処理日は実際に返金した日付で行って記帳してください
ご返答ありがとうございました。
本投稿は、2016年07月27日 11時51分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。