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中期・現金主義から通年・発生主義にする際の方法

個人で商品パッケージの企画の仕事をしているものです。
どうぞよろしくお願いいたします。


<前提>
中期を現金主義、年末を発生主義で処理で行なっていたが、
本年度より、全て発生主義に変更したい。(白色→青色65万円になるため)


上記の場合以下の案件の処理について相談させてください。

11月1日:お客様からご依頼をいただき、口頭で契約
    案件内容は2種の商品の外箱をデザイン制作し現物で納品する。
    商品はリリースタイミングは異なるが2つで1つであり、代金も一括。
11月10日:1つ目の商品を印刷所に依頼
11月25日:1つ目の商品のデザインを印刷所に入稿
11月30日:1つ目の商品分を印刷所へ支払い
12月 5日:印刷所より納品・検収
12月15日: 1つめの商品をお客様に納品
12月25日:2つ目の商品のデザインを印刷所に発注
1月 5日:印刷所へ代金引換にて支払い、納品・検収
1月15日:2つ目の商品お客様に納品・案件終了
2月15日:お客様からの支払いあり


この場合ですが、1月15日時点を発生日と考えてよいのでしょうか?
また、その場合の1つ目の商品の印刷外注費と2つめの印刷外注費用の処理を教えてください。



同様に
11月時点で前払いでお客様からご依頼をいただいた案件が
翌年2月に納品と無った場合の「いつの売上とし」「その間の経費はどのようにすべきか」をご教授いただけますと幸いです。

税理士の回答

①商品は2つで1つとして始めて機能するものであるとのことですので、売上計上のタイミングは、商品の引渡しが完了した1月15日ということになるかと思われます。

②外注費に関して、商品との個別的対応関係が明らかなものであるのであれば、それは売上原価に計上すべきですので、1つめの商品の外注費は、仕掛外注費などとして、棚卸資産として繰り越し、1月15日に売上原価に振り替えるのが適当であると思います。
 2つめの商品の外注費については、期をまたがないのであれば、簡便的に、発生日に売上原価として落としてしまっても差し支えないものと思われます。


③2月納品とういうことですので、2月に売上を計上するのが適当であると思われます。

④外注費に関しては、②と同様です。光熱費や家賃などのその他の経費に関しては、期間的対応がはかられるので、発生時に費用計上して差し支えありません。

本投稿は、2020年05月03日 10時35分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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