ひとりコンサルタントの仕掛の考え方について
社員なしで私1人で建設コンサルタントを法人で行っています。
決算をまたいだ仕事があります。決算までに外注費用が数百万発生しますが仕掛品の考え方として良くわからない点がありご相談させてください。
①1人の会社で決算時点で終わっていない仕事がある場合、役員報酬金額はどのよう考えればよいのでしょうか。決算で仕掛として考えなければならないのでしょうか。外注費用は金額を把握できるので仕掛として経理できそうです。
②仕掛する場合の経理処理は売上原価の仕掛品と期末仕掛品で良いでしょうか。これらの科目は製造原価を利用しない使えないのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答
①1人の会社で決算時点で終わっていない仕事がある場合、役員報酬金額はどのよう考えればよいのでしょうか。決算で仕掛として考えなければならないのでしょうか。外注費用は金額を把握できるので仕掛として経理できそうです。
お一人であれば、人件費相当として、その案件に関与した割合で、関与した期間における、役員報酬を、仕掛計上された方が、合理的と思います。
②仕掛する場合の経理処理は売上原価の仕掛品と期末仕掛品で良いでしょうか。これらの科目は製造原価を利用しない使えないのでしょうか。
製造原価の科目を利用されてるのでしょうか?
本来は、業務に関する直接的な原価(役員報酬や外注費、その他)は、製造原価の科目で処理された上で、期末仕掛の原価の集計額について、
仕掛品 ××/ 期末仕掛品棚卸高
でよろしいかと思います。
早速のご返答ありがとうございます。
重ねて質問恐縮ではございますがご教授お願いいたします。
製造原価の科目を利用されてるのでしょうか?
本来は、業務に関する直接的な原価(役員報酬や外注費、その他)は、製造原価の科目で処理された上で、期末仕掛の原価の集計額について、
仕掛品 ××/ 期末仕掛品棚卸高
製造原価の科目はこれまで使っていません。初めての決算を迎えますが、今から製造原価を使った場合、案件毎に関与した割合で役員報酬や社会保険料等も製造原価と販売管理費に分けて決算書を作成すれば良いでしょうか。
また、製造原価を使わなかった場合は
仕掛品/期末商品棚卸高
と考えて良いでしょうか。
お手数をおかけしますがよろしくお願いいたします。
製造原価を使った場合で考えられるのは、直接業務に関する割合分は、原価として、その他間接業務に関する割合分は、販管費として計上することが、合理的かと思いますが、今から、それが分けられないのであれば、人件費関連は、全て、原価科目にするのが合理的かと思います。
製造原価を使わない場合に、おそらく売上原価に計上される仕入等の科目がなければ、期末商品棚卸高を利用すると、決算書上、そこだけ、マイナス数値がはいるので、見た目として変になります。
そのため、借方は、仕掛品としたうえで、貸方は、マイナスさせる科目を直接利用することが合理的かと思います。
金平先生ありがとうございました。
仕入等売上原価の科目を使っていないので
仕掛品/外注費
仕掛品/役員報酬
等で考えていきます。
税務的には、仕掛が、合理的に、もれなく適切に集計された上で、資産計上されていれば、問題になることは、実務上、ありません。
本投稿は、2020年09月02日 10時36分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。