セミナー運営側の税務管理
お世話になります。
サラリーマン兼業個人事業主として、まだまだ勉強中の開業2年目です。
この度、私が主催するオンラインセミナーを開催することになり、以下の内容で予定しています。
参加者:8〜10名程度(法人および個人)、参加費:8千円〜1万円
売り上げ見込み→8万円(ただしPayPalなどの利用で手数料分が若干目減り)
講師フィー:6万円
赤字にならない程度の利益で良いのですが、経費は講師フィーのみで、予定では差額1〜2万円弱の利益が上がる見込みです。
ちなみに参加費は後払いを予定しています、信頼するグループ内での開催なので特に請求書などの発行も予定しておらず、事業用口座に振り込んでもらうか、PayPalなどの代行を検討しています。
そこでなのですが、これまで事業としては業務委託での帳簿管理しか経験がなく、このように複数の相手先から参加費を頂戴して、源泉が必要な講師フィーを払う、と言う管理・簿記を良く理解できていません。
1.参加費=売上はどのように入力すれば良いでしょうか?
2.講師フィーの仕訳はどのように入力すれば良いでしょうか?
3.源泉徴収をする支払いについて、何か勉強になるwebなどあればご誘導いただけないでしょうか?
恐れ入りますがよろしくご指導ください。
税理士の回答

①参加費の仕訳
セミナーごとに参加費を集計して、
(借方)売掛金××× (貸方)売上高 ×××
として処理し、
入金があったときに、入金者ごとに
(借方)普通預金 ××× (貸方)売掛金 ×××
(借方)支払手数料 ×××
として処理すればよいと思います。
②講師料
(借方)支払手数料 ××× (貸方)未払金 ×××
として処理すればよいかと思います。
③下記サイトをご覧ください。
https://ichijishienkin.go.jp/
相談者が源泉徴収義務者に該当するかどうかは判断がつきかねますので、国税局の電話相談センターにご相談されるのがよいかと思います。
唐澤寛 先生、
お世話になります、早々にお返事頂きありがとうございます。
1.参加費の仕訳入力
これまで1度しか売掛入力をした経験がないため、私の理解が正しいか、確認頂けると助かるのですが、、、
セミナー開催日に人数分の売掛金を入力し、個々の入金を持って売掛金の相殺?(←正しい表現がわからず申し訳ありません)すると言う理解で良いでしょうか?PayPalなどの手数料はそこで入力して実際の入金額に揃える、でよろしいでしょうか?これなら問題なく出来そうです。
2.講師料
これもセミナー当日に未払金として入力すれば良いでしょうか?
借方の支払手数料、は何に該当致しますか??(銀行振り込み手数料?)
3.源泉徴収
誤誘導いただきましたサイトが一時支援金に関するもので、源泉とは関係無いような、、、???
ちなみに、講師料をお支払いした際に、2.の未払金を相殺する必要があると思いますが、こちらの入力方法についてもご指導いただけるとありがたいです。
ちなみに講師は大学准教授です、国税局のwebでは源泉徴収しなさい、と記載されていました。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/gensen/2795.htm

①おっしゃるような理解であっています。
②支払手数料は、講師に対する手数料です。しっくりこなけれ、個人ではあまり使われず、非営利法人で使う科目ですが、「諸謝金」としていただいて構いません。
③サイトの誤りは失礼しました。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/gensen/2502.htm
講師料は源泉徴収の対象ですが、貴殿が源泉徴収義務者に該当しなければ、源泉徴収の必要はありません。そこは、国税局の電話相談で確認してくださいね。
・源泉徴収する場合
(借方)未払金 ××× (貸方)預り金 ×××
(貸方)普通預金 ×××
・源泉徴収しない場合
(借方)未払金 ××× (貸方)普通預金 ×××
唐澤寛 先生、
お世話になります。返信内容、承知いたしました。
源泉徴収義務者、と言う単語を初めて知りました。
webを見ると該当しない気もしましたが、ご指示いただいた通り、国税局の電話相談を利用してみようと思います。
仕訳入力方法も承知致しました。
またひとつ勉強できました。ありがとうございました。
本投稿は、2021年04月15日 10時45分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。