法人成りするタイミングによる消費税の免税期間につきまして
現在、個人事業主で、来年2022年度から課税売上げが1000万円を超えることもあり、法人成りするタイミングを模索しております。
その中で消費税の課税を一つのポイントとして考えておりまして、課税されるタイミングについて自身で調べましたが
不明点があり、ご教示いただけましたら幸いです。
●不明点
インターネットで「個人事業主から法人成りするタイミングによっては、最大4年間分の消費税が0円になります。」という記事を見つけたのですが
下記のストーリーだと5年近く免税になるのではないかと思いますが、どこか勘違いしておりますでしょうか?
ご指摘いただけますと幸いです。
●前提条件
2021年度まで売上900万円。 2022年以降毎月100万円の売上があるとした場合のストーリーです。
●私が想定したストーリー(4年10ヶ月免税される)
2020年度: 個人事業として900万円売上
2021年度: 個人事業として900万円売上
2022年度: 個人事業として1200万円売上。2020年度が1000万円以下なので消費税免税 (1年目免税)
2023年度: 個人事業として1200万円売上。2021年度が1000万円以下なので消費税免税 (2年目免税)
2024年度: 10月までに法人成りする、個人事業主としては1000万売上。 → 個人事業主は廃業するので課税されない? (3年目免税)
第1期(2024年11月-2025年10月): 1200万売上 2期まで正税免税 (3年10ヶ月免税)
第2期(2025年11月-2026年10月): 1200万売上 2期まで正税免税 (4年10ヶ月免税)
第3期(2026年11月-2027年10月): 1200万売上 1期が1000万円超えなので課税される
税理士の回答
2024年度: 10月までに法人成りする、個人事業主としては1000万売上。 → 個人事業主は廃業するので課税されない? (3年目免税)
→ここが間違えています。
2024年の個人は課税事業者であり、2024年1月から法人成りまでの事業収入は課税売上として消費税の課税対象です。年の途中で法人成りにより個人事業を廃業しても関係ありません。
また、法人成りに伴う棚卸資産や固定資産の法人への譲渡も課税売上に含まれます。
本投稿は、2021年09月20日 22時23分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。