グランドピアノの耐用年数
自宅ピアノ教室のグランドピアノの耐用年数について。中古で200万程度で購入。
週5日、五時間程度の使用です。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

石割由紀人
中古グランドピアノの耐用年数ですが、税法上の減価償却資産としての耐用年数は新品と中古で異なる扱いがあります。国税庁が定める減価償却資産の耐用年数について、楽器は通常、「家具・什器」カテゴリに該当し、具体的な耐用年数については細かく定まってはいないものの、一般的には新品のグランドピアノは15年程度で設定されることがあります。
中古資産の場合、購入した中古の時点での経過年数を考慮し、新たに「見積耐用年数」を設定します。これを行う際には、通常以下の方法が適用されます:
経過年数が新品耐用年数の50%未満の場合:新品耐用年数から経過年数を差し引いた残りの年数を見積もりとして使用します。
経過年数が新品耐用年数の50%以上の場合:新品耐用年数の20%に相当する年数を見積もりとして使用します。
例えば、中古として購入したグランドピアノにすでに10年の使用経過がある場合(仮定)には、15年の50%は7.5年であり、10年がこれを超えています。このため、20%の3年(15年 × 0.2)を新たな耐用年数とする形となります。
早速のご回答をありがとうございます。
詳しくご説明いただきまして大変勉強になりました!

捕捉します。
耐用年数は、「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」(財務省令)というもので扱いが決まっています。
その3条1項2号によると、
例えば法定15年で10年経過の場合は、
法定ー経過+経過の20%
15ー10+10×0.2=7年になります。
ありがとうございます。
質問ですが、経過年数18年の場合は、どのように考えたらよろしいでしょうか?
よろしくお願いいたします。

法定耐用年数を全部経過している場合には、法定耐用年数の20%になります。
つまり、3年です。
ご回答いただきましてありがとうございます。
大変勉強になりました。
本投稿は、2024年09月26日 08時16分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。