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確定申告で還付金を受ける 勤め人でフリーランスの場合

確定申告で還付金を受けたいのですが、私は 勤め人でフリーランスをやっています。
質問1. 収支内訳書の収入金額のところは、申告書第1表のと同じ額、つまり給与とフリーで得た収入の合計を書くのでしょうか?
いつも思うのですが、給与は毎年支払い調書なるものをもらいますが、なぜ給与をもらってる人も 申告しなければならないのでしょうか?
まあそこには、社会保険料の額や源泉徴収の額が記載されていますが。ほんとうにめんどくさいことです。。
質問2. 給与をもらいながら、フリーで仕事をしている場合、必要経費としての家賃などの割合はいくら申告すればいいのでしょうか?

以上、よろしくお願いいたします。

税理士の回答

税理士の清水と申します。

質問1について
→給与は給与所得、フリーランスは事業所得になりますので、それぞれ別の記載になります。おおまかな流れですが、まず給与は申告書第二表の所得の内訳欄に、フリーランスの収入は収支内訳書に記載します。
次にそれぞれの収入と所得を申告書第一表に記載するという流れです。
給与のみの方は年末調整で税額が確定しますが、他の所得が20万円超ある場合などはその所得と給与の所得を合わせて1年の総額を確定する必要があるため、申告をすることになっています。

質問2
→自宅の家賃を経費にする場合、税法で明確な基準はないのですが、たとえば仕事用スペースの面積や仕事時間を基準に割合を決めて按分する方法があります。

補足ですが、収支内訳書ということは白色での申告をされていると思います。既にご存知かもしれませんが、青色申告を選択することで65万円の控除を受けることができます。
なお、26年分の青色届出期限は26年3月15日ですので、これから届出書を出しますと来年の27年分から青色となります。
ただし、記帳の仕方が複雑になりますので、そのあたりも合わせて検討されてもよろしいかと思います。

以上、ご参考にして頂ければと思います。

税理士 清水先生 
こんばんは! 迅速でわかりやすいご回答ありがとうございました。返信が遅くなり申し訳ありません。
全く目からウロコでした!今までなんと自己流解釈で確定申告をやってきたことかと愕然とします。
そのような基本のキを、どうして税務署から送られてくる「確定申告書の手引き」には、ひとことも書いてないのでょう!!!全くフンガイしてしまいます。まあ、わざとそうしているんでしょうけどね。。。
さて、さらに質問したいのですが
 質問1.先生の仰るとおりだとすると、申告書の第2表の雑所得の欄には、フリーの所得は書く必要がないのですね?
 質問2.収支内訳書の所得金額が最終的にマイナスになったら0でいいわけですね?そして、申告書第1表の雑所得も0でよいということになりますね?
 質問3.給与の源泉徴収票の中の「社会保険料」に記されてるのは、わたしが支払った金額として申告するべきなのでしょうか?
 質問4.給与の源泉徴収票で、「給与所得控除後の金額」から「所得控除の額の合計額」をひいたものに税率をかけたものが「源泉徴収税額」だということですが、計算があいません。少し多めに記入されています。これはどういうことが推測されますか?(あとで会社に直きいてみますが)

以上こまごまとした質問がでてきました。よろしくお願いいたします。

回答遅くなりまして申し訳ございません。
※文字オーバーになるので質問は番号だけ記載しています。
 質問1.

⇒書く必要はありません。それと補足ですが、そもそもフリーランスの仕事が事業所得なのか雑所得なのかという区分は「ある程度継続的に仕事をしている」「誰かの指示でなく自ら事業を行っている」「報酬に対して請求書を出すなど、事業としての形式が整っている」といったようなものがあります。このような観点から一般的にフリーランスの仕事は事業所得になるケースが多いという前提で回答しています。

 質問2.

⇒収支内訳所に記載される所得は事業所得ですので、これがマイナスの場合は申告書第一表の事業所得の「収入欄」に収入(売上)額を記載するとともに「所得欄」にマイナスの金額を記載します。すると損益通算といいまして、給与所得とプラスマイナスされ結果として税額が下がります。この場合、雑所得ではないですから雑所得欄には何も記載しません。
また、この雑所得は事業所得と違い、マイナスになっても給与所得とプラスマイナスはされません。そのため、特にマイナスになる場合は事業所得になるのか雑所得になるのかという点が重要になります。
なお、雑か事業かの判断は非常に微妙ですので、どうすれば事業かといったことをこのサイトで明言できない点はご容赦頂ければと思います。

 質問3.

⇒給与からの天引きは支払ったことと同じですので、支払った金額として申告します。

 質問4.

⇒通常、年末調整をしてあれば合うはずなのですが、可能性としては確定申告をする前提で年末調整をしていないといったことが考えられます。
その場合、「年調未済」と記載されるはずです。

本投稿は、2014年08月05日 14時13分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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