個人→会社への不動産の贈与
知人に田舎の土地を贈与しようと相談したところ
知人が個人で持つ会社へ贈与が可能かと聞かれました。
私は個人でも会社でも構わないのですが
税金や手続き上で違いはあるのでしょうか?
気をつける点等あればお知らせください。
(贈与税が高額であることは認識しています。)
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

贈与税がかかるのは、個人から個人に贈与して貰ったほうがかかる税金です。この場合、財産をあげる方は原則的には税金がかかりません。
個人から法人への贈与の場合には、もらった法人では受贈益となり贈与税ではなく法人税がかかります。一方、法人に財産をあげた個人は、財産を時価で渡したとして「みなし譲渡所得課税」がかかります。
贈与先が個人か法人(会社)かでは大いに課税関係が違ってきます。
1 個人の場合
贈与を受けた人に贈与税がかかります。
2 法人の場合は、次の3つの課税がありえます。
① 法人が受けた受贈益に対する法人税の課税
② 贈与した個人に対するみなし譲渡所得の課税
③ 法人株主に対する贈与税の課税
以上の課税があり得ますので、法人に対して贈与する場合は、税理士と個別に相談するなど慎重に進めるほうがよいでしょう。土地の価額が高い場合は特に注意が必要です。
早々とご回答ありがとうございます。
個人間の場合の贈与税と 個人と法人間にかかる税金は トータルの税額としては
一般にはどちらがかかるものでしょうか?
土地は2500万ほど、法人は個人経営の小さい会社です。
記載の情報だけではどちらとも云いかねます。
詳細な情報を明らかににして、税理士に試算・検討してもらわないとどちらが有利かは分からないでしょう。
ありがとうございました。
参考にさせていただきます。
本投稿は、2019年10月11日 00時11分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。