住宅取得時の手数料•諸経費の贈与税に関して
住宅取得時の親からの贈与税に関して質問があります。
住宅取得費用は非課税との認識でしたが銀行•不動産屋等の手数料、諸経費は課税との記事を読みました。
下記状態はどう扱われるかご教示下さい。
ざっくりとですが
●4000万…トータル住宅金額
家代3800万+手数料諸経費200万=4000万
●300万…親からの資金援助
援助の使用内訳
①100万はローン頭金にあてる
②200万は手数料、諸経費にあてる
●ローンの金額…3700万(援助分300万をマイナス)
この場合の非課税対象は①のみで、②は課税対象でしょうか?
よろしくお願いします。
税理士の回答
住宅取得資金贈与の特例は住宅(土地の先行取得を含む)そのものの取得資金に全額が充当されることが要件です。諸手数料は対象とはなりません。
また、住宅取得資金贈与の特例と暦年贈与は併用できますので、以下のように考えらます。
➀のローン頭金は住宅の頭金のことかと思いますので、住宅取得資金贈与の特例の対象となります。
➁のうち110万円は暦年贈与の基礎控除額として非課税、残り90万円が贈与税の課税対象となります。(同一年中に他に贈与がないことが前提です。)
ただ、ローン3,700万円が、住宅に3,500万円、手数料諸経費に200万円という形でローンの一部を諸経費に充てることができるのであれば、親御様からの300万円は住宅の頭金として住宅取得資金贈与の特例の適用は可能と思います。
ローンが諸経費に充当できるかどうかは申込の金融機関にご確認ください。
内容よく分かりました。
ありがとうございました。
本投稿は、2020年07月01日 19時12分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。