収益マンション購入による、相続税の節税について。
本当に大雑把な質問になってしまいますがお許しください。
仮の話ですが、収益マンション1棟の購入を検討するとします。
当然収益性も考えますが、一番の目的は相続税圧縮の為だとします。
この場合、物件の市場価格と相続税評価額の乖離が大きければ大きいほど相続税の圧縮になる、ということまではかろうじて理解できます。
では実際問題、どれぐらいの割合で物件の市場価格と相続税評価額の乖離があれば「この物件は買いだ!」となるのでしょうか?
相続税評価額が市場価格の何割ぐらいじゃなければ相続税対策とは言えない、など一般的な指標はあるのでしょうか?
色んな状況・条件によって変わるとは思いますし、本当にお恥ずかしい質問で恐縮なのですが、ご教授いただければ幸いです。
なにとぞよろしくお願いいたします。
税理士の回答
残念ながら一般的指標といったものは存在しません。ご理解のとおり、市場価格と相続税評価額の乖離が大きいほど節税効果は高いといえます。ただ、タワーマンションなどで相続税評価額による評価が否定されたケースもありますので、あまり乖離が大きいと当局から否認されることも考えられます。具体的な税額で節税効果を検討されたいなら、個別に税理士に検討してもらうことをお勧めします。
相続税評価額が市場価格の何割ぐらいじゃなければ相続税対策とは言えない、など一般的な指標はあるのでしょうか?
一般的な指標はないと思いますが、市場価額が相続税評価額より高ければ高いほど良いのではないかと思います。
ご質問のようなことは、一般的に現状の財産を収益マンションに変えることで、相続財産の圧縮を図る目的でするケースが多いと思います。
例えば、手許現金で購入すれば、手許現金は相続税評価100%ですが、収益マンションを買えば、土地は路線価(時価の概ね70~80%程度と思います)で更に貸家建付地の評価減が、建物は固定資産税評価額(新築時は建築価額の60%程度)になり、更に借家権分評価減されます。
つまり現金で持っているより評価額を下げることが可能になるということです。
また、借入で購入すれば債務相続により全体の相続財産を圧縮することができます。
具体的なお話となるとネット上では限界がありますので、相続税対策に強い税理士に直接ご相談いただいた方が良いと思います。
お二方、誠にありがとうございました。
漠然な質問で申し訳ありませんでした。
本投稿は、2020年12月09日 10時37分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。