建設業 今期下請から引渡を受け、来期顧客へ引渡をする場合の仕入売上計上時期
建設工事の処理についてご教示願います。
当社は建設工事を顧客から請け負い、下請業者に外注しています。
当社決算は3月です。建設業がメインではないため、未成工事支出金等の建設業会計で使う勘定科目は使っていません。
下請業者から3月に引渡を受けました。その後、当社で最終的な調整等をおこない、4月になってから顧客へ引き渡しました。
この場合、下請への外注費(仕入科目にしています)と、顧客への売上は、いつの計上が正しいのでしょうか?
①仕入3月、売上4月 それぞれの引渡に合わせる
②仕入4月、売上4月 どちらも顧客への引渡に合わせる
③仕入3月、売上3月 どちらも下請からの引渡に合わせる
消費税の計上タイミングの問題もあると思うので、いつの計上が正解なのかを確認したいです。
また、3月に顧客にも引渡したのに、顧客の都合で4月に売上をしてくれと依頼された場合は、どのように対応すべきなのでしょうか。引渡日が4月だということにすれば上記質問と同じ状態にはなりますが、利益操作になってしまうでしょうか。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

(1)①で計上の上、仕入は未成工事支出金等の棚卸資産科目に振り替える必要があると思われます。
4月に売上げが立つので、それまで売上原価は計上できないからです。
(2)3月に顧客に引き渡したのであれば、3月に売上計上することになると思われます。
その場合、仕入を未成工事支出金に振り替える必要はなくなります。
売上と売上原価が期間的に対応するからです。
本投稿は、2024年05月13日 22時29分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。