部署別懇親会に複数回参加する役員分の計上科目
新任の役員との懇親のため、全部署に告知を行い、社内の人間にて実施されるため、「福利厚生費」での計上を考えておりますが、部署別で行ったため、新任役員は、懇親会に複数回参加しています(従業員は1回)。
この役員分の費用も福利厚生費として処理して良いでしょうか?
税理士の回答

平塚充孝
福利厚生費として認められるためには、一般的に次の条件を満たす必要があります。
まず全従業員が対象であることです。今回の場合、新任役員は複数回参加していますが、従業員も部署ごとの懇親会に参加する機会が与えられているためこの条件を満たしていると考えられます。
次に社会通念上、常識の範囲内の金額であることです。あまりに高額だと、役員報酬や給与と見なされる可能性があります。
新任役員が複数回参加していること自体は、福利厚生費としての計上を妨げるものではありません。部署ごとの懇親会に顔を出すことで、部署間のコミュニケーションを円滑にする目的があると解釈できるためです。重要なのは、懇親会が一部の役員や特定の従業員のためだけに行われたものではなく、従業員全体の福利厚生を目的としたものであるという点です。
丁寧なご説明ありがとうございました。
よく理解できました。
本投稿は、2025年08月12日 10時42分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。