【会計処理について】広告宣伝費か外注費か
表題の件についてご教授ください。
当方、設立3年目の企業で、免税事業者です。
新規事業の販促活動の一環で、イラストレーターの方にイラストを描いてもらいました。
仮に契約時の金額を10,000円で、支払は現金とします。
Q1.
この場合、外注費と広告宣伝費のどちらで仕訳を計上すべきでしょうか?
Q2.
外注の場合、源泉徴収等の処理は必要となるでしょうか?
Q3.
また外注の場合、イラストレーターが課税事業者かどうかによって、仕訳の内容は変わってくるでしょうか?
お手数おかけ致しますが、以上、宜しくお願い致します。
税理士の回答
1) ご相談の文面からは外注費が相応しいのではないかと考えます。
2) イラストレーターの方の業務が、所得税法204条第1項第1号の報酬料金(「原稿の報酬」または「デザインの報酬」)に該当する場合には、源泉徴収が必要となります。
下記サイトの「1」をご参照ください。
http://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/aramashi2009/data/05/index.htmensen/aramashi2009/data/05/
3)相談者様は免税事業者とのことですので、消費税込の金額を全額、外注費として処理して頂ければ結構です。なお、源泉徴収する金額が報酬のみに対してになるか、報酬+消費税の合計額に対してになるかの違いがありますが、こちらは先方からの請求書の表示で判断すれば良いと思います。
以上、ご参考になれば幸いです。
税理士法人レガート 服部様
あまりの回答の早さにビックリしました!まことにありがとうございます。
Q1、Q2についてはかしこまりました。
Q3について念のため、確認させてください。今回、「\10,000」という金額は、「先方の手取り」か「契約金額」なのかを特に定めていませんでした。
このような場合、相手の請求書にもよりますが、以下2パターンの仕訳が起こり得るという理解で宜しいでしょうか?
【パターン1:先方の手取りが10,000円の場合】
外注費 \11,021/ 現金 \10,000
/ 預かり金 \1,021
【パターン2:契約上の金額が10,000円の場合】
外注費 \10,000/ 現金 \8,979
/ 預かり金 \1,021
ご確認頂ければ大変幸いでございます。
以上、宜しくお願い致します。
ご連絡ありがとうございます。
パターン1の仕訳は次のようになると思います。
(借方)外注費 11,137 (貸方)現 金 10,000
預り金 1,137
パターン2は上記の仕訳で宜しいと思います。
以上、宜しくお願いします。
税理士法人レガート 服部様
ご丁寧にご教授いただきありがとうございました。とても助かりました。
本投稿は、2016年11月04日 18時08分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。