試算表の繰越商品について 簿記初心者です
会計の本を見ながら、自分で帳簿を付け始めました。
試算表のところで、元帳の残高を転記して借方貸方が一致することは分かるのですが、期首商品の金額を試算表に入れるとその分合わなくなります。
整理仕訳をする前なのも分かります。
期首商品を仕入れで相殺する訳でもなく、繰越商品を借方に入れて、どうして借方貸方の合計が一致するのかが分からなくて。
整理仕訳の前なので繰越商品の元帳では、期首商品の金額だけですよね。
会計の本などでは、他で相殺するわけでもないのに、繰越商品の金額を入れても借方貸方の合計が一致するので・・・
教えて頂けると有難いです。
税理士の回答

試算表を作成する際には、元帳の残高をそのまま転記するだけで結構です。
決算整理前なので、B/S科目の繰越商品の元帳残高は、前期末(=期首)の棚卸金額がそのまま記載されており、P/L科目で売上原価の内訳科目である「期首商品棚卸高」は、金額はゼロのはずです。
決算整理で、
(借方)期首商品棚卸高××× (貸方)繰越商品 ×××
(借方)繰越用品 ××× (貸方)期末商品棚卸高 ×××
と記帳するので、決算整理後にP/L科目で売上原価の内訳科目である「期首商品棚卸高」に初めて金額が入ることになります。
「繰越商品」はB/S科目で「期首商品棚卸高」はP/L科目で、全く別の勘定であることを理解することが重要です。
ご回答をありがとうございます。
私の理解が足りないので申し訳ないのですが、
元帳を転記して試算表を作ると、繰越商品の金額分が合わなくなるのです。
合わなくなる原因などかありましたら、教えて頂けると有難いです。

元帳を転記して試算表を作成したところ貸借金額が一致しない、ということであれば、仕訳帳から元帳に転記するときに、記入漏れなどの誤りが発生していることになります。
試算表はもともとは、仕訳帳から元帳への転記の誤りを発見するために作成する表だからです。
ご丁寧なご回答を、ありがとうございました。
本投稿は、2021年10月21日 21時31分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。