個人青色申告 現金主義(10万円控除、簡易簿記)の記帳と電帳の証憑について
青色現金主義小規模事業者です。クレカ決済は個人用だけでしたが今年から事業用クレカを追加しました。記帳方法の違いと電帳法対応の必要証憑について混乱しています。以下の取引例で1.~4.の疑問についてご教授ください。
取引例:業務備品購入(電卓)クレジットカード利用 Amazon 5,000円 購入日10/15 口座引落日12/07
1.個人用クレジットカードの場合(引落口座:個人用)の記帳
日付 借方 貸方 摘要
A 10/15 備品費5,000 事業主借5,000 電卓
B 12/07 備品費5,000 事業主借5,000 10/15電卓
A,Bどちらの記帳が正しいですか
2.事業用クレジットカードの場合(引落口座:事業用)の記帳
日付 借方 貸方 摘要
C 10/15 備品費5,000 普通預金5,000 電卓
D 12/07 備品費5,000 普通預金5,000 10/15電卓
C,Dどちらの記帳が正しいですか
3.引落日が翌年になる場合は1.2.共に翌年に計上する認識でいいでしょうか。ただ、1.Aの場合、引落日の記帳はしませんので翌年引落でも今期計上で構わないのではと思うのですが。(現金主義に矛盾しますが)
4.上記取引の電帳の証憑は ①Amazon領収書PDF ②カード会社の利用明細請求書PDF ③引落口座の通帳またはPDF ④Amazonへの注文mail、Amazonからの請けmailも必要ですか。
税理士の回答

奈須大貴
そもそもですが、記帳を行う場合には、発生主義で記帳するのが原則です。その前提で回答します。
1.個人用クレジットカードの場合(引落口座:個人用)の記帳
日付 借方 貸方 摘要
A 10/15 備品費5,000 事業主借5,000 電卓
B 12/07 備品費5,000 事業主借5,000 10/15電卓
A,Bどちらの記帳が正しいですか
→Aが正しいです。
2.事業用クレジットカードの場合(引落口座:事業用)の記帳
日付 借方 貸方 摘要
C 10/15 備品費5,000 普通預金5,000 電卓
D 12/07 備品費5,000 普通預金5,000 10/15電卓
C,Dどちらの記帳が正しいですか
→どちらも正しくありません。
以下が正しいです。
10/15 (借)備品費5,000/(貸)未払金5,000
12/7(借)未払金5,000/(貸)普通預金5,000
3.引落日が翌年になる場合は1.2.共に翌年に計上する認識でいいでしょうか。ただ、1.Aの場合、引落日の記帳はしませんので翌年引落でも今期計上で構わないのではと思うのですが。(現金主義に矛盾しますが)
→購入日に費用認識を行います。
4.上記取引の電帳の証憑は ①Amazon領収書PDF ②カード会社の利用明細請求書PDF ③引落口座の通帳またはPDF ④Amazonへの注文mail、Amazonからの請けmailも必要ですか。
→①、④が必要です。
回答ありがとうございました。当方「現金主義簡易帳簿」なので解決はしませんが参考にさせていただきます。
本投稿は、2024年10月13日 11時29分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。