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飲食店のウッドデッキの耐用年数

飲食店の外に、飲食スペースのため、200万円ほどでウッドデッキを作りました。当該ウッドデッキ作成に係った工事費用の耐用年数をご教示ください。

税理士の回答

飲食店のウッドデッキにかかる工事費用の耐用年数については、ウッドデッキが「建物附属設備」に該当するか、あるいは「構築物」として扱われるかによって異なります。

通常、ウッドデッキが「建物附属設備」として扱われる場合、耐用年数は 6年 となります。これに対して、ウッドデッキが「構築物」に該当する場合、耐用年数は 15年 となります。

ウッドデッキが「建物附属設備」か「構築物」かを区別するための判定基準は、主にその性質と使用目的に基づいています。以下の基準を参考にすることで、どちらに該当するかを判断できます。

1. 建物附属設備
建物附属設備とは、建物と一体となって使用される設備で、主に以下の特徴を持つものが該当します。
- 建物に直接関連する: 建物の使用に不可欠な部分であること。
- 一体化している: 建物と一体となっているため、移動や変更が困難である。
- 使用目的: 建物の利用に関連する活動に貢献する設備(例:空調設備、照明、給排水設備など)。

2. 構築物
構築物は、建物に直接附属しない、独立した構造物として扱われるものです。ウッドデッキが「構築物」となる場合は、次のような特徴があります。
- 独立した構造物: 建物と直接一体化していない。例えば、建物から独立して設置されるウッドデッキなど。
- 屋外に存在: 建物の外部に設置される構造物(例:駐車場、塀、外階段、ウッドデッキなど)。
- 用途の特性: ウッドデッキが主に屋外の使用に供され、建物の内部利用に直接関係しない場合。

3. 判定基準
ウッドデッキが「建物附属設備」に該当するか「構築物」に該当するかは、以下の点で判断します:
- 設置場所: 建物の内外、または建物との一体性(建物に直接設置されているか、独立しているか)。
- 使用目的: 建物内で使用するために必要な設備か、屋外の独立した設備として使われるのか。
- 移動性: ウッドデッキが比較的移動可能であれば、構築物として扱われることが多いです。

結論として、ウッドデッキが建物の外に独立して設置され、屋外スペースとして使用される場合、通常は「構築物」として扱われ、耐用年数は15年となります。一方、建物と一体化して使用される場合は「建物附属設備」として6年の耐用年数が適用されます。

本投稿は、2024年11月11日 20時33分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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