預り金
法人カードの私的利用分を振替前に事前に預かった場合の仕訳と実際に振替日で決済された時の仕訳をご教示をお願いいたします。また、カードの決済がされた時点で、預り金が余った場合は、どのような仕訳をしたら良いのかも併せてお願いいたします。
税理士の回答

三嶋政美
1. 事前に私的利用分を預かった場合
法人カードを従業員等が私的に利用する場合、事前にその利用分の金額を預かることがあります。この場合、以下のように仕訳を行います。
借方科目 金額 貸方科目 金額
現金(または預金) ○○円 預り金 ○○円
2. カード決済時(法人利用分と私的利用分を振替)
カードの利用金額が確定し、法人利用分と私的利用分をそれぞれ計上する際は、以下のように仕訳します。
借方科目 金額 貸方科目 金額
旅費交通費(または消耗品費など) ○○円 未払金 ○○円
預り金 ○○円
3. 預り金が余った場合
カード決済後に預かった金額が実際の私的利用額を超えて余った場合、その差額を返金する際には以下のように仕訳します。
借方科目 金額 貸方科目 金額
預り金 ○○円 現金(または預金) ○○円
以上が、法人カードの私的利用分に関する一連の仕訳処理の流れです。適切に処理を行い、透明性を保つことが重要です。
早々のご回答ありがとうございました。とても助かりました誠に厚かましいのですが、お分かりでしたら、教えて頂きたいのですが、社員が私的に使用した場合、一般的には預かった時に預かり書、使用した金額の請求書・領収書などの、書面でのやり取りは必要ですか?

三嶋政美
遅くなり申し訳ございません。
お役に立てて光栄です。
社員が法人カードを私的に使用した場合、一般的には預かり書を取り交わし、使用目的や金額、日付を明記することが望ましいです。さらに、私的利用分の請求書・領収書があれば尚良く、書面での記録を残すことで、経理処理や監査時の透明性が確保されます。
書類の整備は信頼関係の維持にも繋がりますので、しっかりとした運用をおすすめいたします。
本投稿は、2025年01月08日 14時48分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。