概算利益の求め方について
3月決算の法人(営業コンサルティング)について、現時点での概算利益を出すことになりました。
まだ3月度の売上や、一部販管費は未確定の為、計上されておりません。
こういった場合、3月度の売上はどのように求めるのが正しいでしょうか。
例えば2月までの売上が毎月100万円で、11ヵ月分の合計が1,100万円とします。
この場合、1,100万÷11ヵ月=100万円(平均)を、3月度の仮売上として考えて良いのでしょうか。
上記のやり方で3月度の概算額を求め、最終的な期間累計の当期純利益=概算利益、ということになりますでしょうか。
税理士の回答

ご質問の概算利益は決算の着地見込みを知るうえで求めてるという認識で回答いたします。
それぞれの会社で概算の概念は異なると思いますが、貴社において一番着地点に近く、かつ効率的に求められることが要求されると考えます。
ご質問のとおり①これまでの実績から算出する方法(ある程度平均的に売上がなされる会社)
その他に
②受注状況から3月売上高を推定する(受注分のうち3月売上となるものを抽出等)
なお、販管費で未確定のもののうち、金額の大きなものが抜けていないかについても確認することが着地見込みの精度向上につながると考えます。

貴社の契約形態と、どれくらい正確な数値を求めるかにもよるかと考えます。
もし、コンサルティングサービスの提供が1年間等の期間を定めた契約であり、毎月度同額程度請求しているならば2月と同じくらいの売上と考えられます。
また、その月のサービス提供時間により変動する場合、タイムレポート等を集計するか、3月分の請求書を集計する方が正確になるかとも考えます。
経費(販売費及び一般管理費)については、前月の数値と比較すると同時に、前年3月の内容を確認されると、良いかと考えます。3月特有の発生費用があるかもしれないので確認し見積もっておくべきです。
また当期純利益を見積計算されるとのことですが、法人税は前年の決算書から、税引前当期純利益と法人税の比率を計算し、当期の税引前当期純利益に乗じて見積法人税を計算されると良いかと考えます。
本投稿は、2020年04月21日 16時14分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。