営業圏の交換について
当業界では営業圏(エリア)を他社から購入し、BS無形固定資産:のれんに計上する文化があります。尚、その時の購入価格は売り手買い手の合意によって決まります。通常、売り手は何らかの事情で商売できなくなってしまった場合などに売り出します。
今般、上記とは背景が異なるのですが、物流戦略の一環として同業他社のそれぞれ近いエリア同士を交換することを検討しています。
①監査第一委員会報告第43号「圧縮記帳に関する監査上の取扱い」によると「交換により譲渡した資産と譲り受けた資産が同一種類・同一用途であり、概ね等価であること」と書かれていますが、譲渡する営業エリアは資産計上されていません。この場合上記要件に当てはまりますか?
②当てはまる場合、売値はどのようにするのが妥当ですか?一般的な市場価値がない性質です。お互いが0円で交換した場合、税務上リスクはありますか?
③それぞれの営業圏内には、別途有形固定資産が多数あります。一つ一つを見ると同一種類・用途とは認識できないかと思うので、お互いに中古資産として売買しようと考えていますが、いかがでしょうか?
分かりにくい説明で申し訳ございませんが、よろしくお願い申し上げます。
税理士の回答

圧縮記帳ではなく
営業権(のれんの売買だと思います)の売買だと思います。
金額は、当事者で決めるとよいと思います。
無償での交換もあってよいと思います。
合意して・・・エリアを変えるだけです。
その様に考えれば・・・
エリアの問題ですので・・・交換と考えないので、
0円で、税務上問題はないと思います。
金額を付ければ・・・下記になります。
営業権***現金預金*** 5年償却
現金預金***雑収入***
有形固定資産については、相談者様のいう売買の処理が良いと思います。
宜しく、参考にしてください。
早速ありがとうございます。
エリアを変えるだけとのこと、しっくり来ました!
当社の会計士と税理士に相談したところ、これは交換だということになり、そのまま話が進んでいて疑問に思い投稿させて頂きました。
そして、0円では双方が贈与とみなされるリスクがあるため、何らか合理的な見積もりをして売値(ほぼ等価)を設定したほうが良いとコメントされました。
会計士と税理士は別の人なのですが、同じことを言ってくるので気になるところです。

交換と考えずに、互いにエリアを取り合って、そうなったとも考えられます。
コロンブスの卵です。
宜しくお願い致します。
本投稿は、2020年06月23日 21時04分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。