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委託費(もしくは謝金)の受け取りと処理について

NPO(法人格なし、任意団体)を運営しています。
これまでは、NPOに所属する会員による会費(不課税)にて活動を行ってきました。基本的にはボランティアのような、教育機関のサークルのような位置づけもあり、決算書類やそれに関わる経理関係の業務は不要と捉えてきました。
そのような中で、今回、外部より、事業を受託することになり、委託費(もしくは謝金)を受け取ることになりました。

このとき、法人格を持たないNPOの場合、得られた収入分について税金対応は必要となるのか、どこに何を申請すればよいのか、全く知見がなく、そもそも受け取って問題がないかなど、お伺いしたく、いかがでしょうか。

お教えいただきたい点としては、
1.委託費(あるいは謝金)を受け取ることは問題がないか
2.受け取った場合に、税金をおさめるといった処理は必要となるのか
3.2で必要となる場合に、どこに何を申請すれば宜しいのか
4.NPOの代表者は別に本業で所属する会社があり、そこでは副業禁止となっている。個人の利益扱いではなく、NPOへの収入であれば、副業禁止とは全く関係のない話として捉えていいのか。

宜しくお願い致します。

税理士の回答

①任意団体の規約に違反していなければ、とくに問題はないものと思われます。

②任意団体は、税法上「権利能力なき社団」として扱われ、法人税法上の収益事業を営む場合に限り、その収益事業から生じた所得について、法人税を納める義務があります。
 当該業務を受託することは、法人税法上の収益事業の一つである「請負業」に該当するという指摘を課税当局から受ける可能性があります。

③請負業として課税される場合には、法人税の申告書を所轄の税務署、地方税の申告書を事務所所在地の都道府県および市町村に提出する必要があります。

④任意団体は、個人とは独立の団体ですので、副業といったこととは関係ないものと思われます。

唐澤様
ありがとうございます、大変わかりやすく、理解できました。ありがとうございました。

本投稿は、2020年07月15日 13時24分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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