雑所得で申告の個人事業主です。コロナ、特続化給付金の申請について相談です。
研修講師、コンサルタントとして業務委託を受け、講師料や指導料として報酬を得ているフリーランスです。15年ほど前、フリーランスを始めた際に、税務署に「確定申告は雑所得で行うよう」指導を受け、ずっとそのように申請しておりました。
今回のコロナ禍でかなりの仕事がキャンセルとなり、大幅な収入減となり、非常に窮しております。持続化給付金を申請したいのですが、要項を見ると雑所得では申請できないようで困っています。
1.なぜ、今回「事業収入」でしか申請できないのでしょうか?「雑所得」は対象外となる理由は?
2.私の様にこれまで深く考えず、税務署の指導通りに「雑所得」で申告している個人事業主は相当数いるものと思われます。追加証拠書類などを提出するなどして、どうにか給付対象になる方法はないのでしょうか?
3.今からでも「雑所得」を「事業所得」として確定申告を訂正する方法はありますか?(所得種類の誤りなど内容のみの変更は不可とうかがっております。例えば、金額も合わせてですと可能でしょうか?)
日々の生活に困っており、先行きも非常に不安です。どうかよろしくお願い申し上げます。
税理士の回答

行方康洋
1 私見ですが、雑所得は継続性や営利性が乏しい場合があり、また、主たる所得が他にある場合も多いと思いますので、主たる所得が事業である方との区分けをしたのではないでしょうか。
2 雑所得で申告していれば、証拠書類として、給付対象になるのは難しいと思います。事業所得に近い雑所得の方もいらっしゃいますし、給与所得者の方が講演などを雑所得として申告されている場合もありますので、所得区分の線引きをしているのだと思います。
3 今年は確定申告書の提出期限が伸びていますので、売上や経費の金額の誤りとしての訂正申告をすることは可能です。
国税庁のリンクを参考にしてください。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/qa/07.htm
本投稿は、2020年05月05日 11時57分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。