新規株発行について
A社が資本金1000万の状態で、9000万円分の新規株を発行し、
B社がA社の株を2000万円分、
残りを14名でA社の株を500万円分購入購入した場合
単純に株式比率が,
A社10%
B社20%
その他70%
となるかと思いますが、
この場合は筆頭株主がB社ということになり、
実質的なM&Aということになるのでしょうか?
また売上の増加や資産の拡大などで、
資産価値が変わる場合、
A社の最初の資本金の価値は、事業の拡大の影響を受け、
売却時の価格に影響はあるのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
税理士の回答
新株発行は時価発行が原則ですので、ご記載のように出資金額で持ち株比率はわかりません。
発行総額÷1株当りの時価=発行数だからです。
例えば、設立時の1株価額が5万円の場合、A社の持ち株数は1,000万円÷5万円=200株です。
新株発行時の1株当りの時価が10万円であれば、B社の持ち株数は2,000万円÷10万円=200株、その他の持ち株数は7,000万円÷10万円=700株となり、A社200株(18.2%)、B社(18.2%)、その他700株(63.6%)となります。
M&Aになるのか第三者割当増資になるのかは内容で判断しないとわかりませんが、全てが議決権株であれば少なくともA社は単独で普通決議も特別決議もできなくなりますので、実質的に支配権を失うことになります。
今後、株価が上昇すれば、A社だけでなく全ての株主の売却価格に影響します。
本投稿は、2021年11月29日 22時14分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。