未成年の企業について
現在、高校一年生のものです。
事業を起こしたいと考えているのですが、未成年でも個人事業主になることはできるのでしょうか。もし、起こすことのできる場合にはどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか。もし、起こすことのできない場合は事業を起こすためにどのような手段をとることができるのでしょうか。法律に関してあまり詳しくないので基礎から教えてくださると嬉しいです。
税理士の回答

中西博明
起業することの定義は、「営利目的のために事業を立ち上げること」です。
そういう意味での起業(個人事業)において、現行法令上、年齢制限はありません。
したがって、小学生であっても中学生であっても起業することは不可能ではありません。
しかし、起業して会社設立をするとなるとその行為には年齢制限が設けられています。
つまり、会社を設立して代表取締役として仕事をする際に必要となる印鑑証明書が15歳以上の人でないと発行されないからです。
ですから、学年的に考えると高校1年生となった年度から会社設立が可能になります。
なお、起業する上で注意すべき点は、事業の相手方はほとんどが大人ですから、事業主が未成年だとすれば、信用してもらえるかという点が一番気をつけなければいけないことだと思います。
また、事業を遂行する上で、様々なリスクがありますので、社会人として経験の浅い未成年ですと、騙されないようにしなければなりません。
一般的に、未成年者の起業家が少ないのは、それに対処できる自信が持てないからではないでしょうか。
本投稿は、2019年11月30日 01時18分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。