輸入品の経費計上タイミングと仕訳、および棚卸資産計上タイミング
複雑な輸入に関する仕訳などについて教えてください。以下の輸入取引を行いました。経費計上タイミングと仕訳、および棚卸資産計上タイミングを教えてください。ちなみに、こちらが支払いを海外取引先が確認してから船積みされました。
2019/4/26 商品代金支払い
2019/5/20 船積み完了
2019/7/1 入港したが、保税倉庫で2020/5/20まで保管 *事情があり1年弱通関待ち
2020/5/27 輸入許可 *許可後も引き続き同じ倉庫で保管
*また、通関後通関代行会社から請求が漏れていた関税・消費税が時間が経ってから請求を受領しました。
2020/8/10 別の提携倉庫に移動 *こちらの請求はまだ発生していません
[請求日:2019/5/8 支払日:2019/5/10]請求合計:737,690円
-内訳-
商品代:737,690円
海外送金手数料:6,500円
[請求日:20200127、振込日:20200228] 請求合計:458,967円
-内訳-
船輸送費:119,067円
輸入諸経費:339,900円
-OLT申請料:5,100円
-貨物港内移動料:15,600円
-貨物搬出料:1,300円
-見本持ち出し申請料:6,300円
-貨物入出庫料:15,120円
-保税地域保管倉庫料2019/7-12月分:87,480円
-テスト分析料:209,000円 *食品衛生法準拠のテスト
[請求日:20200707、振込日:20200717] 請求合計:135,080円
-内訳-
輸入通関料:11,800円
輸入取扱料:19,800円(うち消費税10% 1,800円)
分析試験成績書修正料:11,000円
食品申請料:5,000円
倉庫保管料2020/1-6月:87,480円
[請求日:20200722、振込日:20200727] 請求合計:107,000円
-内訳-
輸入関税:29,200円
消費税:77,800円
税理士の回答

2019/5/10(前文で4/26と記載されているので、もし支払日が4/26であれば4/26)
前渡金 737,690 / 現預金 744,190
支払手数料 6,500
原則として船積み日が仕入れ日となります。(契約により危険負担をどうしてるかにより異なることもあります)
2019/5/20 仕入 737,690 / 前渡金 737,690
2020/1/27
仕入(諸掛) 458,967 / 買掛金 458,967
2020/2/28
買掛金458,967 現預金 458,967
上記の様な具合に、購入した場合の棚卸資産の取得価額は、諸掛等すべて含みます。
どの諸掛がどの商品に配分されるか判断しにくい場合には、
按分して合理的に各商品に配分すれば問題ないかと存じます。
事業年度末に売れていない商品に係る諸掛は仕入勘定と同様に棚卸資産勘定に振り替えます。
なお、販売できる状態になってからの
倉庫保管料金、商品発送料は、販売費及び一般管理費として発生事業年度の損金として差し支えありません。
本投稿は、2020年09月15日 14時11分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。