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副業で使用する車両のガソリン代についての質問です。

現在、本業でサラリーマンをしていて、今後、土日祝日を利用して副業を始めたいと思っています。副業の移動で使用する車なのですが、自家用車を使用する予定です。その場合、①副業で使用したガソリン代を経費として計上する時の計算方法②支払いは現金の方が良いのか、カード決済が良いのか。ちなみにクラウド会計ソフトでクレジットカード、銀行とを連携しています。
残念ながら会計の知識が乏しいので、お手数ですが詳細な回答をよろしくお願いします。

税理士の回答

こんにちは。
なかなか悩ましい問題ですね。
私的分と事業分が混在する支払金額を分けるには、より合理的な算出根拠が必要となり、考え方は様々です。
そこで、合理的な計算の一例をお書きしたいと思います。
まず、ご質問①のガソリン代の計算方法についてですが、これをより厳密に計算する場合は、
① ガソリンを満タンにし、TRIPメーターをゼロにします
② 副業で使用した際に、その距離を記録します(日付、行先、距離)
③ 次にガソリンを満タンにする直前に、TRIPメーターを記録します
④ 前回満タンにした際の料金をTRIPメーターの距離で割ります
⑤ ④の答えを、②で記録した距離の合計に掛けます
この①から⑤の作業を、ガソリンを入れるたびに行います。
計算例は、
A ガソリン満タン 5,000円
B 次回ガソリンを入れる直前のTRIPメーター 500㎞
C 副業で使用した距離 100㎞
A÷B×C = 5,000円 ÷ 500㎞ × 100㎞ = 1,000円
副業で経費となる金額は1,000円
といったように計算します。
ご質問の②についてですが、現金でもクレジットでも、ガソリンスタンドの領収金額は変わりませんので、どちらでも問題はありません。
上記計算例に基づき仕訳をおこしますと、
⑴ 支払の仕訳   燃料代5,000円 / 事業主借5,000円 ガソリン代
⑵ 副業分の仕訳  事業主借4,000円 / 燃料代4,000円 私的利用分
という感じです。
以上は一つの例であり、必ずこの計算や記録をしなさいというものではございません。
よろしければご参考にしてください。

①副業で使用したガソリン代を経費として計上する時の計算方法

車の走行距離を、記録するとよい。仕事での走行距離で、按分する。

②支払いは現金の方が良いのか、カード決済が良いのか。
どちらでも良い。
ちなみにクラウド会計ソフトでクレジットカード、銀行とを連携しています。
これ自体は経理と関係ない。ので、どちらでも良い。

ご回答ありがとうございました。大変丁寧でとても分かりやすかったです。自家用車を仕事に使用すると色々と手間が掛かるということもわかりました。先生方の意見を参考に日々精進していきたいと思います。今後また壁にぶつかった時はよろしくおねがいします!

風林先生、先日は貴重なご教授ありがとうございました。燃料費の仕訳の件なんですが、個人の財布から¥4680でガソリンを満タンにして、副業で296km走行し、燃費15.8k/Lで計算し、¥3109使用した事になりました。この時の仕訳帳の記入例を教えて下さい。今後燃料費の仕訳方法のベースが決まると思いますので。

よろしくお願いします。

こんにちは。
仕訳ですが、
まず、個人のお金からガソリン代を支払った際の仕訳は
燃料費 4,680円 / 事業主借 4,680円 ガソリン代
事業主借 1,571円 / 燃料費 1,571円 私的利用分
となります。
ちなみに、事業専用の預金口座から直接支払った場合(クレジット等で引き落とされた等)は
燃料費 4,680円 / ??銀行 4,680円 ガソリン代
事業主貸 1,571円 / 燃料費 1,571円 私的利用分
となり、前述した事業主『借』から事業主『貸』に変わります。

なお、記載内容を見ますと、燃費で計算されているようですが、3,109円はどの様に算出されましたでしょうか?
燃費から算出するとなると、燃費はカタログ値ではなく、実燃費を計算する等、計算や管理がさらに複雑になるように思われます。

燃費は実際に走行した時の平均燃費で算出しています。風林先生お忙しい中、大変分かりやすいお答えありがとうございました。とても安心しました。

別件の質問なのですが、現在、本業(サラリーマン)以外で副業として色々準備している段階です。実際に今年に入って売り上げは無いものの、必要経費が出ています。①開業届を出すタイミング②それまでにかかった経費は計上してのでしょうか?実際の所、マネーフォワードのクラウド確定申告で仕訳帳を付けています。

先生の都合が付く時でよろしいのでご回答よろしくお願いします。

①開業届は「事業の開始等の事実があった日から1月以内に提出」とされています。実際に、いつを開始日とするか、ですね。
ちなみに、開業届の提出が遅れたことによる罰則は定められていません。。。
②開業前の経費ですが、開業準備にかかった経費は開業日前でも経費にすることができます。
これを、開業費や創立費等の科目で繰延資産に計上します。
例えば、開業準備にあれやこれや50万円かかったとします。
これをまとめて開業日に資産計上し、その後、好きなタイミングで償却(経費化)することができます。

早々のご回答本当にありがとうございました!では現在、今年になってからのクラウド確定申告の仕訳帳の金額をリセットし、開業届を申請した後に仕訳帳に入力すればいいのでしょうか?だとしたらどういう仕訳になりますか?燃料費、消耗品費などの勘定科目も使わない仕訳になりますか?全く見切り発車で始めたので何も分からず、度々先生に迷惑かけて本当に申し訳ありません。

せっかく入力したのですから、そこまでの元帳を紙に出力するか、またはPDFで保管し、リセットするとよいと思います。
開業費や創立費は合計金額で仕訳すればよいのですが、その内訳について証拠書類(領収証等)を保管しておかなくてはいけません。
リセットしない方法としては、開業日までに入力した仕訳を
開業費 / 経費科目
というように、開業日付で仕訳すれば記録がそのまま残ります。
事務量などを考慮し、お好みにより処理されればよいと思います。

先生が仰ったリセットしない方向で勘定科目の編集という形を取りたいと思います(笑)そうすれば紙に出力しなくてもいいんですよね?

例えばなんですが、①「事業用口座から仕事に必要な道具をネットショップで購入した」②「フランチャイズ契約している本社に月額費を振り込んだ」この2つの仕訳も→①「借方 開業費/貸方 ???」②「借方 諸会費/貸方 ???」どういう勘定科目ですか?初歩的な質問ですいません。

① 開業費 / ●●銀行  ネットショップ名 工具
②についても事業用口座から直接の振込でしょうか?であれば、
  開業費 / ●●銀行  FC本部 ロイヤリティ
個人のお金からの支払であれば、
  開業費 / 事業主借  FC本部 ロイヤリティ
ですかね。
ちなみに、開業後は、
①が10万円以下であれば、(10万円以上は取り扱いが変わります)
 消耗品 / ●●銀行  ネットショップ名 道具名
② 諸会費 / ●●銀行  FC本部 ロイヤリティ
 または、諸会費 / 事業主借  FC本部 ロイヤリティ
です。 

なるほどです!ほんとに毎回初歩的な質問ですいませんでした。
ちなみにですが、クレジットカードで消耗品を購入した場合、計上のタイミングがよくわかりません。2月2日が開業日です。クレジットカードの口座引き落としがされるのは1〜2ヶ月のタイムラグがありますよね?実際使用しているクラウド会計ソフトに連携している事業用口座、クレジットカードも多分タイムラグがあると思います。法人、個人事業主で仕訳の仕方、仕訳のタイミング、勘定科目が変わってくるのでしょうか?

あと、申し訳ございませんが、どうしても気になるので、ガソリン代の按分について、燃費を使った計算方法を教えていただけますか。
また、確認として、開業日前の仕訳ですが、「勘定科目の編集」と書かれていますが、一度仕訳されているものを訂正するわけではなく、すべての経費に関する仕訳について、追加で仕訳するということです。
例えば、開業日が4月1日だとすると、
 3/1 消耗品 1,000 / 事業主借 1,000  ホームセンター 工具
と仕訳していたとすると、これを開業費に振替えるには、訂正ではなく、
 4/1 開業費 1,000 / 消耗品 1,000  ホームセンター 工具
といった感じで、ひとつづつ振替えるか、または、各経費科目をまとめて合計で
 4/1 開業費 10,000 / 消耗品 3,000
               諸会費 5,000
               交通費 2,000
のように仕訳します。

消費ガソリン量=走行距離(295km)÷実際の燃費(15.8km/L)
費用=消費ガソリン量(18.67L)×ガソリン単価(166円/L)という計算式です。満タンにした時の金額が¥4,681でした。

本当なら先生が仰った後者の各経費科目をまとめて合計でしたいのですが開業日前の仕訳帳をどこに残しておけばいいかわかりません。(なので消せません。)マネーフォワードクラウド確定申告の中に残す場所があるのか、1番いいのかな?と思うのが現金出納帳をExcelで作成し、今まで出てきた仕訳内容全てを記帳ておく?間違ったイメージになってるかもしれません。。。本当に低レベルの問題と思います。

取引日  借方   補助科目   金額    貸方   補助科目   金額   摘要

1/1  普通預金  ○○銀行  ¥1000   元入金         ¥14,970
    開業費        ¥13,970
1/11 普通預金  ○○銀行  ¥100,000  事業主借       ¥100,000 ATMニュウキン
1/12 諸会費         ¥48,400  普通預金         ¥48,400 月学費
1/12 支払手数料       ¥330   普通預金         ¥330 フリコミテスウリョウ
1/21 燃料費         ¥4,681  事業主借         ¥4,681 研修費用
   事業主貸        ¥1,572  燃料費          ¥1,572 私的利用
1/25 消耗品費        ¥3,058  未払金  三井住友カード ¥3,058
1/26 消耗品費        ¥49,500 普通預金  ○○銀行   ¥49,500 施工道具
1/26 支払手数料        ¥330  普通預金  ○○銀行   ¥330 フリコミテスウリョウ
1/27 普通預金  ○○銀行 ¥290,000 事業主借         ¥290,000 ATMニュウキン

風林先生、現在の仕訳帳はこの様になっています。ちなみに先日もお伝えした通り、開業前です。1/1の仕訳けは、昨年の12月に消耗品費、租税公課という経費を繰り越したらこうなりました。このまま2月1日に開業したとして①各経費科目をまとめた合計での仕訳けなんですが、借方が「開業費」になるのは分かります。しかし貸方の勘定科目が分かりません。ちなみに合計金額も分かりません。
②先日おっしゃった「開業日に資産計上し、その後好きなタイミングで償却する事ができる」資産計上、償却。この2つの事は仕訳帳などに記帳する事が必要な作業ですか?度々同じことを個別に質問してすいません。多分ですが、会計ソフトの「開始残高の登録」のところに開業費いくらとして、私の個人資産から供出した金額を開業費と同額の元入金として入力できると思います。大変長くなりましたがご教授よろしくお願いします。
 
 
 

実際の燃費はどのように算出されていますか?
総走行距離を給油量で割っているのでしょうか。
こちらの燃費を使った計算でも合理性は保たれていると思います。
しかしながら、記録しておかなければならない情報が
ガソリン満タンの料金、単価(円/ℓ)、給油量、総走行距離、副業の走行距離
と5つ必要です。
また、燃費は走り方によってばらつきが生じます。
走行距離按分ですと、
ガソリン満タンの料金、総走行距離、副業の走行距離
の3つの情報で計算ができます。

仕訳の残し方は、実情を拝見できないなか、文書で説明するのはなかなか難しいですね。
開業日前の仕訳をどこに残すかということですが、これまでご説明した方法であれば、開業日前の仕訳も開業日以後の仕訳も一つの仕訳帳として継続し、開業日前の支払日付けの仕訳はそのまま残すというイメージです。
各経費科目をまとめて合計で仕訳するというのは、それまでの仕訳を消してから入れなおすということではなく、それまで仕訳した内容を開業費に振替えるという作業になりますので、それまでの仕訳はそのままの状態で残ります。
もし、MFで開業日以後の日付しか入力ができないようであれば、やはり、リセット前の仕訳帳を紙に出力、PDFで保管又はエクセルで残す等してからリセットし、開業日の日付ですべて仕訳を入れなおすという方法がシンプルかもしれません。

返答ありがとうございました。実際に行っている仕訳を載せてみました。ご教授お願いします。

ご相談者様。
大変申し訳ございませんが、ここまで詳細なご質問になりますと、このコーナーでは大変ご回答し難い内容となります。
決して、お答えしたくない訳ではないのですが。。。
お察しいただけますでしょうか。
ちなみに、貸方は消耗品などの経費科目です。

そうですよね。ホント色々詳細をお教えしていただきありがとうございます。先生のご教授でかなりの知識をいただきました。本当にありがとうございます!

とんでもないです。
ここまで来たらより詳しくサポートさせていただきたいところです。
なんか中途半端になってしまい誠に申し訳ございません。

私は、ご自分で頑張っている方を出来る限りサポート出来ればと考えております。
大変ですし面倒だと思いますが頑張って下さい。
またご縁がございましたらどうぞよろしくお願いいたします。

本投稿は、2022年01月12日 19時38分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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