美容師業務委託経費について
今年から美容師の業務委託の仕事をしており、経費についてわからないことがあるので回答していただけると助かります。
まず、美容師なので手荒れや肩こり等で皮膚科や接骨院などに行った費用は経費にできますか?
できる場合どのような項目になるのでしょうか?
またスキルアップを目指すために帰ってからや休みの日家で練習をしている場合は家賃を経費にすることは可能なのでしょうか?
仕事をするために通わせている子供の保育料も経費にできますか?
よろしくお願いします。
税理士の回答

奥村瑞樹
まず、美容師なので手荒れや肩こり等で皮膚科や接骨院などに行った費用は経費にできますか?
医療関係の支出ですが、事業との因果関係を証明することができませんので、経費として計上することはできません。
別途、所得控除のひとつに医療費控除というものがありますので、要件を満たすものはこちらで控除していただければと思います。
またスキルアップを目指すために帰ってからや休みの日家で練習をしている場合は家賃を経費にすることは可能なのでしょうか?
自宅の一部で事業を行っているのであれば家事案分をしたうえで経費計上は可能になりますが、練習していることにともなう経費計上は難しいかと思います。
仕事をするために通わせている子供の保育料も経費にできますか?
事業との関連性がありませんので、こちらも費用計上することはできません。
また、下記に必要経費について記載いたしますので、ごさんこうになさってください。
(参考:国税庁HP)
事業所得の課税のしくみ(事業所得)
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1350.htm
必要経費とは、収入を得るために直接必要な売上原価や販売費、管理費その他費用のことをいい、例えば、次に掲げるようなものがあります。
なお、家事上の経費は必要経費になりませんが、家事上の経費に関連する経費のうち、事業所得を生ずべき業務の遂行上必要である部分を明らかに区分することができる場合のその部分に相当する経費の金額は必要経費となります。
イ 売上原価
ロ 給与、賃金
ハ 地代、家賃
ニ 減価償却費
わかりやすくありがとうございます。
では売上のためだったり顧客の方や、デューラーさんとやりとりするための携帯料金やWi-Fiも経費にできるのでしょうか?基本的にそれは家での作業になるので自宅のWi-Fiになります。
よろしくお願いします。

奥村瑞樹
では売上のためだったり顧客の方や、デューラーさんとやりとりするための携帯料金やWi-Fiも経費にできるのでしょうか?
事業に関連する支出であることから、経費計上は可能かと思います。
しかし、携帯料金やwifiはプライベートでも使用されている(むしろ、大半がプライベート使用かと思います)ことから、合理的な家事按分が必要になります。
使用時間などで按分するなど適切な按分方法を選択適用し、仮に税務調査があった場合に説明できるようにご準備いただければと思います。
本投稿は、2024年01月11日 19時19分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。