建設仮勘定と固定資産台帳について
経理初心者です。
建設仮勘定についてですが、これは固定資産台帳に載せなくても良いのでしょうか?
宜しくお願いします。
税理士の回答

藤本寛之
建設仮勘定は、固定資産を事業の用に供する前の段階のものなので、固定資産台帳に載せる必要はありません。

固定資産が貸借対照表に計上するまでの流れは下記のようになります。
建設仮勘定××/現預金××←建設仮勘定は固定資産を作る為に支出した材料費等の支出等を集計したものです。
↓
固定資産完成時
固定資産××/ 建設仮勘定××←固定資産完成時にそれまで建設仮勘定に集計してきた固定資産を作る為にかかった支出を固定資産勘定(建物等)に振り替えます。
これにより固定資産(建物等)が貸借対照表に計上されます。
固定資産台帳に計上されるものは固定資産として完成したものです。固定資産台帳に計上することによって、減価償却の金額や、減価償却がまだ終わっていない金額等の管理を行います。
固定資産が完成する前の建設仮勘定に関しては通常「建仮台帳」というものを作成して管理します。建仮台帳に計上することにより固定資産として完成する予定日等を管理し、建仮勘定から固定資産勘定への振替が漏れないように管理してします。
以上から建設仮勘定に関しては固定資産台帳に計上するのではなく建設仮勘定台帳というものに計上して管理した方がよいと思います。
先生方ご回答いただきありがとうございました。
大変ためになりました。
本投稿は、2019年04月10日 17時48分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。