森林から伐採した木を販売した際の時価評価について
林業(法人)の事務員をしています。
昨年、山林を購入しました。
今年になりその山林にあった木を伐採して市場で売りました。
販売価格は市場からの請求書でわかるのですが、原価となる木については山林購入価格の中に含まれています。(当時、山と木の評価は特にしておりません)
林業会計が初めてでよくわからないので調べてみたのですが、
「森林資産は主伐が決定した時点において販売用資産となり、固定資産から流動資産に振り替え時価評価を行う」ということですが、
時価評価の基本となる数字はどこから持ってくるのでしょうか?
林業会計に詳しい方、よろしくお願いします。
税理士の回答

難しい問題に行き当たりましたね
第7章森林資産評価と債務問題
を探してください。
https://www.forest-tokushima.or.jp/pdf/arikata/no7.pdf
そのところに、
下記あり
第3 段階主伐事業が確定すると、固定資産から流動資産(販売用の棚卸し資産)に振り替える。
このとき、正味売却価格をもって計上する。(時価評価)
①会計的に森林資産情報の公開に対応
<回収能力見込額>
総務省の定める「財政健全化法」関係の森林資産の修正評価方法に準じ、一部変更した方法(下記アンダーライ
ン部)で財務諸表の「注記」に記載し、毎年、評価額を公開する( B Sは変更しない)
※回収能力見込額=正味販売価格÷割戻率
・割戻率=(1+金利)^割戻年数
金利=公社借入金の実質加重平均( WACC)の金利とする
割戻年数=平均伐採年-平均樹齢(標準伐期齢以上) とする
対象森林=標準伐期齢以上の森林(未満は簿価のまま)
木材価格=各都道府県の木材価格
団地単位で標準伐期齢
(スギ40年、ヒノキ45年)
を超えるもの
②森林資産への減損会計の導入
<固定資産の減損>
・森林資産を団地毎にグルーピングする
・グループ化した森林資産毎に、主伐(択伐)を行う概ね5年前に、木材市況から時価を求めたとき、
簿価の1/2未満かつ、回復の見込みがない場合は、固定資産額を「評価額」まで「減損」する。
・減損した資産の戻し入れはできない。
50年生になると、択伐開始この5年前に、「減損」をチェック
③販売用資産(棚卸し資産)に置き換え
<固定資産から流動資産へ>
・伐採事業を行う森林は、その1~2年前に、「固定資産」から「流動資産」に移すものとする
・流動資産とする額は、正味売却価格による時価となるため、固定資産の額に満たない場合は
差額を損金とする
50年生になると、択伐開始伐採量に応じ、販売用として「流動資産」へ
ずーっと持っている人の計算方法です。
販売価格は市場からの請求書でわかるのですが、原価となる木については山林購入価格の中に含まれています。(当時、山と木の評価は特にしておりません)
相談者様は、木は購入していないように思うので、原価は0円か?
でも、上記を参照して、
売値から、原価を計算してください。
多分ですが、消費税の問題を除き・・・売り値と同じになるのでは?
よろしくお願いいたします。
丁寧なご説明ありがとうございます。
③で計算するのでは?と漠然とは思っているのですが、、、。
税理士を依頼するほうがよいのかと検討しているところです。

依頼するほどのことはないと思います。
税理士でも、頼むのなら、詳しい方を、選んでください。
③で計算しても、
多分木材を売っても、利益が出ないのが、今の現状ではないでしょうか?
維持費のほうが高い・・・。
税務署に相談しても、結果・・・利益なしで、同じかもしれません。
重ね重ね、ありがとうございます。
少し肩の荷が下りました。
自分の勉強のために頑張ってみます。
本投稿は、2020年09月29日 14時44分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。