期ずれについて
売上の期ズレはだめだけど、仕入れはよい。費用も良いと、ベテラン上司に教わったのですが、本当でしょうか?
費用だから後にずれるのはいい。売上は、収入だから後にずらしたらだめ。とのこと。
調査では指摘されないのかきになりまして。よろしくお願いします。
税理士の回答
こんにちは。
その上司の方は「税務調査で怒られるか?」という視点で仰っているのではないでしょうか。
税務調査で怒られるのは次のようなものです。
・益金(売上等)を後倒しに計上している
・損金(費用等)を前倒しに計上している
つまり、税金を多めに払う分には怒られない、という意味です。
(上司の方は決算が正しいとか正しくないという発想ではないと思います)
そういうことなんですね。
税務調査で怒られるというのは、修正させられる。怒られないというのは、修正指摘もされないし、調査で何も言われないという意味ですか?
今期赤字だがら費用入れても意味ないから来期に回すというのも、正しい決算ではないですが、調査で、指摘されないという事でしょうか?
こんにちは。
わかりやすい表現にしようとして、逆にわかりにくかったですね。ごめんなさい。
つまり、税務調査で追徴を命じられる、という意味で申し上げました。
税務調査で還付になるわけではない、ということです。
利益を大きくして、その分だけ納税額が大きかった場合、税務調査で「あ~納税しすぎです!返しますね~」とはなりません(指摘されません)。
逆に、利益を小さくして、その分だけ納税額が小さかった場合、税務調査で「こら!ちゃんと納税しないとダメじゃないか!」となってしまいます(指摘されます)。
きちんと納税するけど、納税し過ぎないようにする、という正しい決算にすることが良いに決まってます(そのために税理士がいますしね(笑))。
ただ一方で、指摘されなければ良いじゃないか、と仰っている方がいらっしゃるのも事実です。
ご相談者様の上司も、後者の方なんだろうと思ったということです。
本当に分かりやすいお言葉で100%スッキリ理解できました。
ありがとうございました!
本投稿は、2021年10月25日 23時52分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。