下取りに出して新車を購入した際の仕訳
個人事業主、青色申告、消費税課税事業者、税込み、簡易課税です。
2016年9月から事業車として固定資産で登録していた中古車(減価償却は終了)を下取りに出して新車を購入しました。
新車の明細は下記の通りなのですが勘定科目の仕訳はあってますでしょうか?
明細 金額 勘定科目
車両代 2,197,816 車両運搬具
検査登録手続代行費用 18,546 支払手数料(課税)
車庫証明手続代行費用 17,050 〃
納車費用 8,668 〃
希望ナンバー申込み手続代行 5,390 〃
査定料 6,050 〃
預り法定費用(検査登録手続き)6,240 支払手数料(非課税)
預り法定費用(車庫証明手続き)2,600 〃
その他 200 〃
販売車両リサイクル料金 7,750 預託金
自動車税 9,300 租税公課
自動車重量税 2,500 〃
自賠責保険料 25,580 損害保険料
下取車価格(-) 157,690 〃
割賦元金 2,150,000 〃
割賦手数料 284,387 〃
割賦販売価格 2,592,077円
申告ソフトを使用して仕訳しているのですが自信がないので教えてください。
車を購入した仕訳として必要なものは
①新車取得の仕訳(減価償却 6年)
(借)車両運搬具 2197816/(貸)未収金 157690
(借)支払手数料(課税) 55704/(貸)未払金 2150000
(借)支払手数料(非課税) 9040/
(借)預託金 7750/
(借)租税公課 11800/
(借)損害保険料 25580/
②古い車の売却(減価償却済)
(借)未収金 150000/(貸)車両運搬具 1
/(貸)事業主借 149999
③古い車の預託金処理
(借)未収金 7690/(貸)預託金(有価譲渡) 7690
④月々ローン支払時
(借)未払金 *******(元金)/(貸)普通預金 ****
(借)利子手数料 ***(利息)
以上4点の仕訳であってますでしょうか?
税理士の回答

ご提示いただいた仕訳で問題ないと考えます。
未払金の金額を利子手数料の総額を含めた金額にして、利子手数料の金額の見合いとして増加した金額を長期前払費用として資産計上します。そして、ローン返済時に返済金額に含まれる利子手数料相当額を長期前払費用を取り崩すとともに利子手数料を計上します。税金計算上に変わりはありませんので、それでよいと思います。
早速の回答ありがとうございます。
①新車取得仕訳の未払金額を未払∔割賦手数料に修正して
(借)車両運搬具 2197816/(貸)未収金 157690
(借)支払手数料(課税) 55704/(貸)未払金 2434387
(借)支払手数料(非課税) 9040/
(借)預託金 7750/
(借)租税公課 11800/
(借)損害保険料 25580/
(借)長期前払費用 284387/
④月々ローン支払時
(借)未払金 *******(元金分)/(貸)普通預金 ****
(借)長期前払費用 ***(手数料)
という意味でよろしいでしょうか?
また、個人事業主の車下取りは譲渡所得になると伺ったのですが、
2016年9月に931731円で中古で購入しており減価償却も終わっています。
短期譲渡所得の計算式で計算してみるとマイナスになるようです。
この場合、固定資産の売却設定がすんでいれば
譲渡所得の申告は特に必要ないのでしょうか?何か仕訳が必要でしょうか?

仕訳としては、以下のような内容ではないでしょうか。
④月々ローン支払時
(借)未払金 *******(元金分+手数料)/(貸)普通預金 ****
(借)利子手数料 ***(利息)/(貸)長期前払費用 ***(手数料)
また、譲渡所得については、下取り価格が157,690円で車両の償却後の簿価を1円とすると、売却益は157,689円となります。また、2016年9月に取得されているので、短期譲渡所得に該当し、他に譲渡所得がないのならば、最大で50万円の特別控除が適用されます。そのため、157,689円から特別控除157,689円を控除して、譲渡所得としてはゼロとなると思います。
また、売却時の仕訳は下記のようになります。
(借)未収金 157,690円/(貸)車両 1円
/(貸)事業主 157,689円
お忙しい中、教えていただきありがとうございました。
本投稿は、2021年03月03日 09時30分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。