仕入がマイナスになる場合の決算書表記について
いつもお世話になっております。
3月決算法人で3月末の買掛金として10万円計上して
翌期1万円値引されて9万円支払うことになった場合
通常であれば仕入や仕入値引勘定で差し引けばよいと思われますが
現在休業に向けて動いており、翌期の仕入額が極端に少なく
1万円値引をそのまま仕入で仕訳した場合に
仕入残高がマイナスになってしまうのですが
仕入で仕訳して問題ないのでしょうか。
税理士の回答
大きく2つの処理が考えられます。
①仕入残高をマイナスにする(ご相談者様の処理方法)
仕入残高がマイナスになる場合でも、合理的な理由があり、説明に足る書類が揃っているようであれば、特段問題ないものと存じます。
決算書は、主に銀行や税務署に提出する機会があるかと思いますが、提出の際に補足する、もしくは問い合わせを受けた際に説明するといったスタンスでよいかと考えます。
②雑収入として処理する
①の方法でも大きな問題は生じないものと考えますが、雑収入という科目で処理するのも一案と存じます。
雑収入は、決算書上、営業外収益に区分されますので、①の方法と比較すると、売上総利益、営業利益が悪化して見える点にご留意ください。
本投稿は、2023年07月24日 16時47分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。